少女は何かを失って。
少女は何かを手に入れた。
しかし少女は気付かなかった。
何故なら失った事すら忘れてしまったから。
封印されしはパンドラの箱。
その奥に潜むは希望か、災厄か。
ダブルクロス The 3rd Edition 『boite de petite pandore - Re:miniscence ver.2001』
――恐怖に怯えるその瞳。映し出されるのは、一体なに？
【PC1】 橋場 直行
＜推奨：特に無し シナリオロイス：田村 祐大（高校生以下の場合、親戚関係となります）＞
「彼女が亡くなってしまった。警察は事故と言うが、本当にそうなのだろうか。」
君の知人である田村祐大は、すっかりと憔悴しきった顔でそう告げた。
聞けば彼の彼女は数週間前、乗り込んだバスと共に行方不明となり――やがて無惨な姿で発見されたらしい。
世間では事故と言われていても、確かにその一言で済ませるには腑に落ちない部分があるのも事実ではあるが。
何としてでも真相を知りたいと涙ながらに訴える彼に、自分はどうしてあげるのが良いのだろうか。
【PC2】 “継ぎ接ぎの射手” 天童寺 真夜 ・ “異端審問” 相模 明良
＜推奨：UGN系 シナリオロイス：晃野 満月＞
今より数日前。
郊外の山中より、レネゲイドとワーディングの気配が察せられたとの情報が入る。
その辺りには現在では使われていない廃墟が存在しており、何者かがそこで実験などを行うには確かに適した場所ではある。
君は黒巣支部長である天城久枝の命により、調査と場合によっては対処を行うために同僚数人を引き連れてその場に出向く事となった。
【PC3】 “純白の標” 斎藤 辰芳
＜推奨：警察 シナリオロイス：松坂 伸太郎＞
数週間前、市内でバスの乗客乗員が車体ごと行方不明になる事件が発生した。
その後にバスは市外で見つかったものの、乗り合わせた者は殆ど死亡。確認された生存者は一人と言う悲惨な事故として一応の決着を得た。
――だが、君は知っている。これは『事故』などではなく、歴とした『R事件』である事を。
そして真実を隠す度に、ある種の悪意を持って引っ掻きまわす輩は何時の世でも存在するものである。
例えば――そう、目の前にいるこのジャーナリストのように。
GM： （本文）
直之： 「僕は橋場直之。ごく普通の高校三年生」
直之： 「特筆するようなことは無いけど、しいて言えば、“天才”ってことくらいかな」
直之： 自分の能力を自覚してはいるが、ＵＧＮやＲ関連事象に関わったことがなく、
直之： “単なる天才”として日々を過ごしていた少年。
直之： やろうとすれば何でもできる。けれど、励みたいことが見つからないというジレンマを抱えている。
直之： 利発で好奇心も強いが、自分を天才と言える程度にＫＹで、人との距離感を取るのが上手くない。
直之： 真性のド近眼で、眼鏡を外すとのび太状態になる。
直之： シンドローム：ノイマンピュア、ＨＰ：２８、ＩＶ：８、基本侵蝕率：２９％ Ｄロイス：天才
直之： シナリオロイス：田村 祐大に、■尽力／□憐憫
直之： 「いやだなあ、僕は君を友達だと思っているよ。友達が悩んでいるなら協力するのは当たり前だろ？」
直之： ＰＣ間ロイス：斎藤 辰芳に、■誠意／□侮蔑
直之： 「足で情報を稼ぐ典型的な叩き上げの刑事さんですね。ただ、もっとスマートなやり方もあると思いますよ」
直之： 以上、このセッションのためだけに生き返りました（何） よろしくお願いいたします。
真夜： 「我ながら滑稽だとは思います、けど…すこしでも"人間"でありたいんです」
真夜： 「銃弾には限りがある。だから……後悔しないよう、全てに魂をこめて──」
真夜： “継ぎ接ぎの射手（パッチワーク）”天童寺 真夜。
真夜： 射撃戦闘を得意とするＵＧＮエージェント。
真夜： 高校生の時にＦＨに誘拐されてその際に覚醒するも、最初の作戦で使い捨てられ、身体の大半を失う。
真夜： しかしＵＧＮに保護された際に失った部分を機械に置き換えることで生還、ＵＧＮに所属することとなる。
真夜： 人間としての身体に未練があり、使える部分は半ば無理矢理にでも生身を流用している。
真夜： ワークス/カヴァー：ＵＧＮエージェントＢ/ＵＧＮエージェント
真夜： ブリード：クロスブリード シンドローム：バロール／ブラックドッグ
真夜： 【ＨＰ】２７ 【行動値】１５ 初期侵蝕率：４４％ Ｄロイス《機械化兵》
真夜： ＰＣ間ロイス：橋場 直行 ■憧憬／劣等感 「私が失ったものを持ってます。だから"こっち"の世界には巻き込みたくないです…ね」
真夜： シナリオロイス：晃野 満月 ■庇護／悔悟 「何事も無いことを、祈ります…」
真夜： 以上です、よろしくお願いします。
明良： 「“boite de petite pandore”──その小さなパンドラの箱に残ったものが、希望だとは限らない」
明良： “異端審問/Iron Maiden” 相模明良
明良： プログラム通りに動く、デフォルトUGNチルドレン。エリートロリランドセル(小学生)１１さい。
明良： 一部の脳神経や脊髄に機械インプラントを施されている。今回は社会勉強の名目で黒巣へ派遣された。
明良： シンドローム：ブラックドッグ・ピュアクロスブリード ワークス：UGNチルドレンB カヴァー：小学生
明良： ＨＰ：35 ＩＶ：10 基本侵蝕率：38％ Dロイス：[秘密兵器]
明良： ・シナリオロイス／晃野 満月【感情：■慈愛／□恐怖】
明良： ・ＰＣロイス／“継ぎ接ぎの射手” 天童寺 真夜 【感情：■友情／□嫌悪】
明良： 以上です。よろしくお願いします。
辰芳： 「刑事なんてやってると人の死なんて普通の奴の何倍も見てきた」
辰芳： 「大抵の奴は死にたくないって面だったさ。だから…先のありそうなガキが死に急ぐのは見たくもないし」
辰芳： 「レネゲイドという下らん玩具で急がされるのは」
辰芳： 「気に喰わん。正義を語る気はないが、な」
辰芳： “純白の標” 斎藤 辰芳。当年とって60歳。黒巣市警察・刑事課所属の刑事。階級は警部。
辰芳： 典型的な現場主義であり、調査対象に対して徹底的に食らいつく様をマムシと名付けられた。
辰芳： 上層部と折り合いがつかなかった為にUGN・警察共に出世はしていない。近々退職が決まっている。
辰芳： レネゲイドを発症しているが、未だ詳細が解明されていないシンドロームを有している。
辰芳： ウロボロス/エグザイル HP：５４ IV:８ 基本侵食率：５４％
辰芳： シナリオロイス：松坂 伸太郎 【□有為 /■憤懣】
辰芳： PC間ロイス：“異端審問” 相模明良 【□慈愛/■隔意】
辰芳： 以上です。よろしくお願いします。
GM： それでは暫しのお付き合いを。