◇Trigger Phase 『狂乱』
Scene Player 天照司 UGN黒巣支部 Entry 可(満月は遅れて登場)
◇Middle Phase 5 『愉悦』
Scene Player None Place - Entry 不可
──くす。くすり。と。
宵闇の中。ただ、無邪気に楽しげな笑いが響く。 そこには、数人の女生徒の姿。 彼女達はただ虚ろな眼差しを以って。ただ、笑う。 「ねぇ」 中心の一人が周囲の女生徒を見回し。確認する様に声を発した。 「今度は……どんな『殺し方』を皆は望む?」 ──引きちぎれるほど縊りましょうか。 ──灰が舞うほど焼きましょうか。 ──形を留めぬほど抉りましょうか。 囁くように。吟味するように。 周囲の少女達は、淡々と、行為の方法を述べる。 「……どんな方法でもいいよ。どうせあいつは“何度殺しても死なせない”」 そして。と言葉は続き。 「そして、狂気に逃げることも“許さない”」 ね。と、彼女は再度周囲に呼びかけ。 「どんな希望でもいいよ。それ以上の行為で、“殺して”、そしてまた“起こして”、直ぐにまた“殺して”あげる」 くすり。と。彼女はまた笑い。 「それが、あいつの受けるべき永遠の報い。……ねぇ」 つ。と。彼女の視線は直ぐ横へと流れ。 「そして、それが貴方の望みだものね。──冬子?」 それは純粋に。歪んだ慈愛を以って。 彼女は自分自身に対して無垢なまま、“親友”へと笑いかけた。 |