□Introduction
時計館学園。
その学園の鐘が12時を告げる時。
人を払う時の狭間が来訪する。
獣は歪みを喰らい。
闇は嘘を喰らう。
汝。惨劇に座せ。
Double+Cross The 2nd Edition
『オールウェイズ・オン・タイム/プラシーボ』
@本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事。 Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意。
本物の薬の治療効果を実験的に明らかにするため、比較対照試験(対照実験)で利用される事が多い。
◇HandOut
【PC1】
隣の席に飾られた、花。
先生は静かに彼女の死をつげた。
けれど、君は再会をはたす。
変わり果てた彼女と。
シナリオロイス:”クラスメイト”山田 ちなみ
【PC2】
時計館高校。
君がそこで幼馴染と過ごした日々は少し刺激的だったけれどそれは平凡なものだった。
しかし、好奇心で覗いた夜の時間で出遭ったそれは。
君の日常を一変させる物だった。
24時の夜の学校で。君は死んだ。
そして──。
手向けの華は友人に渡り。銀弾は確かなものとして手の内に。
シナリオロイス:”合わせ鏡の悪魔”
【PC3】
今、時計館学園ではあるお呪いが流行っていた。
学園の階段の合わせ鏡にて24時の鐘を聞くと未来の自分が見えるとか。
それを聞いて実際に試した教え子は見違えるようになって憬れの先輩と交際を始めた。
それからまもなくだ。彼女がデパートの屋上から子供を人質にして飛び降りたのは。
シナリオロイス:”教え子”巴 ひふみ
【PC4】
ファルスハーツエージェント・”マスターレイス”。
これまで業火を纏いあたかも無限の野心を持って幾度も君の前に立ちはだかった。
奴がまた、ある街に現れたとの事。手にはレネゲイドクリスタルを持って。
死人が歩き。鐘が鳴る。
さてはて。何が目的か。
シナリオロイス:”マスターレイス”
夢も現も幻も。
均しく時の中で。
人の営みとして存在する。
死者との語らい。
もう叶わないその夢は。
刻告げる鐘により幻より現に。
汝。惨劇に座せ。
◇自己紹介
【PC1】 “遺されし切っ先” 角槌 穂之香
穂之香: 「あら、ごきげんよう。」
穂之香: 「おまじない?そんなものに頼っているようでは未来なんてたかが知れていますわ。」
穂之香: 「……ところで。そのおまじない何に効果がありますの?別に興味があるとかそういうのではなくてただの確認ですわ。」(何)
穂之香: 一見物腰優雅なお嬢様。しかし外見に反して強気な性格をしており、うかつに近寄る男は一蹴されてしまう。
穂之香: 友達を大事にする面もあり、友人の相談などには不器用なりに真剣に向き合っていたりするらしい。
穂之香: 娘にべったりの父親に最近辟易気味である。
穂之香: シンドロームはエンジェルハィロゥ/サラマンダー。HP32、IV18、基本侵食率34%
穂之香: ロイスは後述にて。
穂之香: 以上です。どうぞよろしくお願いします〜。
【PC2】 “銀弾” 佐々木 銀
銀: 「佐々木 銀(ささき ぎん)」
銀: 「時計館学園高校の二年生になる。」
銀: 「事件に巻き込まれて、命と引き換えにこんな力を手に入れちまった」
銀: 「俺はこの力で、なにかを成すことができるんだろうか」
銀: ごくごく平凡な男子高校生。
銀: なにもない空間を爆発させる能力を持つ。
銀: シンドローム モルフェウス・ハヌマーン
銀: ワークス:高校生 カバー:高校生
銀: 基本侵蝕値34 IV10 HP12
銀: PCロイス:神無月 冴 P:■誠意 N:□不安
銀: シナリオロイス:“合わせ鏡の悪魔” OP後
銀: 以上、よろしくお願いします。
【PC3】 “蒼茫たる世界” 神無月 冴
冴: 「おまじないですか。何時の時代でも女子学生の間で流行りますよね。」
冴: 「……そう言えばこの間、床に落ちた消しゴムを拾ったら持ち主の生徒に怒られまして。」
冴: 「妹にその事を話したら、理由は伏されたままで“それは怒られるよ”と言われたのですが……ど、どうしてでしょう?」
冴: “蒼茫たる世界” 神無月 冴
冴: 何時もは教師、時折イリーガルの二束草鞋を器用にこなす青年。
冴: 穏やかな性格だが、裏を返せば気弱な人。
冴: 白兵主体のオールラウンダーである筈だが、日常でその運動能力が発揮される事は余り無い様子。
冴: ――教師として、大人として。
冴: 子供達に大変な思いをさせるくらいならば自分が動くほうがマシだと言うかの如く、
冴: 積極的にイリーガルの活動を続ける。
冴: SR:オルクス/サラマンダー
冴: HP:26/IV:10/侵食:35%
冴: シナリオロイスは後ほど提示。
冴: PC間ロイス:稚日野さんに■信頼/□脅威
冴: 「昔はチルドレンの教育にも携わっていたと……何時か当時の話をお聞かせ願いたいものです。」
冴: 以上です、よろしくお願いいたします。
【PC4-1】 “打ち砕く者” 稚日野 秀義
秀義: 「失ったモノは戻ってきやしない。──当たり前のことだ」
秀義: 「だが…俺の僅かな生身に、掛け替えのない“記憶”として生き続けている」
秀義: “打ち砕く者” 稚日野 秀義。37歳。UGNのフルボーグエージェント。
秀義: かつてはストライクハウンドの一員だったが、独断専行を咎められ、黒巣市に左遷。
秀義: 搭載していた戦闘システムも大破したため、現在は必要最低限のみを維持している。
秀義: ブラックドッグ/バロール、IV8、HP16、侵蝕率45% Dロイス:機械化兵
秀義: シナリオロイス:“マスターレイス”に、■執着/□憎悪
秀義: 「全ての物事には例外がある──それは認めよう」
秀義: 「だが、“奴”にだけは持たせる訳にはいかんのだ、賢者の石を!」
秀義: PC間ロイス:“雷獣の穿つ牙” 井波 椋に、■連帯感/□憤懣
秀義: 「青い奴ほど噛みついてくるくらいが丁度いい」
秀義: 以上。よろしくお願いします。
【PC4-2】 “雷獣の穿つ牙” 井波 椋
椋: 「割の合わねぇ仕事はしたくねーんだよ……って、先立つものが無きゃ仕方ねぇか」
椋: 「──しかし、何だ。冗談にしちゃ性質が悪いし、マジだったらもっと碌でもねぇ話だな……なぁ、おっさんよ」
椋: “雷獣の穿つ牙” 井波 椋
椋: 超零細『探偵』(と本人は言い張る)を個人で営む何でも屋。
椋: 目つきと態度の悪さは折り紙付きで、どう見ても客商売に向いているとは言い難い容姿。
椋: ……その割には根はお人好し。
椋: 有権者を親に持つ、元一匹狼の不良君。
椋: 現在はいささか落ち着いてはいるが、選んだ職業がやはり『ヤクザ』な辺り、あまり進歩しているとは言い難い。
椋: シンドローム:ブラックドッグ/キュマイラ HP40/46 IV12 基本侵蝕率35%
椋: PCロイスは 角槌 穂之香へ 感服/■隔意
椋: 「見てくれから何からまぁ、お嬢さんだな。ああいう家庭ってなまだ、あるとこにゃあるもんだってことか」
椋: シナリオロイスは “マスターレイス”に 好奇心/■脅威 で。
椋: 「……………………おいおい。冗談だろ」
椋: 以上です。宜しくお願いします。
GM: では──開幕。