□OpeningPhase / OnStage

◇Opening-1
ScenePlayer/御堂 忍 : 登場/不可

: #1d10+34
dice - 忍:1d10=(7)=7+34=41

GM: 姫宮 剛は中学の同級生だ。2mを僅かに超える大柄な体つきと温和な顔たち。
GM: 昔から登山家になると意気込んでおり、高校に入らずフランスに留学した。
GM: 今では世界でも名は知られている登山家の一人、にはなっていた。
GM: 気があったのか、昔から不定期に手紙を出すような友人関係であり。
GM: 最近来た手紙には日本帰国がてら単独登山するつもりらしい。

GM: 手紙が届いて。2日後。
GM: ニュースで「姫宮 剛 遭難」の話が伝わる。

GM: そしてそれから3日後。「発見」の朗報が伝わる。

GM: 今はUGNの権限を用いて収容された病院に出向いている所である。
: 「………」
GM: ちなみに直接顔を会わせる事はもう何年も無い。ほんとうに”久々”だ。
: 車内にて。膝上に抱えた鞄の中から、手紙を取りだしては読み、読んではしまいを何度も繰り返していた。
: 遭難の報せを知った時には、ただただ無事を祈るのみで、
: その三日後には安堵に胸をなで下ろした。
GM: 手紙を繰り返し読んでいて、”少し”違和感を感じた。まだはっきりとした事はいえないが。
: 久しぶりに会う友人は、メディアという媒体を通して見かける姿だけではあったけれども、
: 会えば失くした時間を一瞬にして埋めるのではないかと──そんな淡い期待と共に
GM: 受付を済ませ。該当する部屋を見つける。部屋の向こうには人の気配。
: 手紙から感じた僅かな違和感に、体の何処かがチリリと軋んだ。
: 「───」扉の前に立ち、部屋を確認して。軽くノック。
GM: 「どうぞ」昔ながらののんびりした声色。
: 「…御堂です。入りますね」一拍を置いて、扉を開けた。
: 「遭難の報せを聞いた時には…びっくりしたけれど、無事に戻って来られて何よりです」
GM: 見れば大柄な身体とやや精悍にはなったものの昔ながらの顔立ちの剛がベットの上から出迎える。
: ついぞ出てきた決まり文句に苦笑し、後頭部を手で掻いて、扉を静かに閉める。
GM/剛: 「……」
: 「あっ、動いていいんですか?」わたわたとベッドに駆け寄る。
GM: 眼鏡をかけなおし。読んでいた本を置いて。
: 「……えーと…中学の時のクラスメイトの……御堂忍なんですけど、……覚えて、る、かな?」
GM/剛: 「はっはっはっ!お前が他人行儀だと意外と笑えるな!よく来たな。御堂。まだひょろひょろだな。おまえ!」
GM: 寄って来た忍の背をばんばんと叩く。
: 「ちょ、痛いいたいいいたいですよー!?」所見に必要な品をサイドテーブルに置いて………叩かれて抗議の悲鳴が上がる。
GM/剛: 「久々。中学以来は直接出会ってないからな。覚えてる覚えてる。お前の事は良く覚えているよ。」
GM/剛: 「修学旅行の際に端っこにより過ぎて写真に写りきれず見切れた事とか良くおぼえてる」
: 「僕が剛君みたいにスーパーひ○し君みたいになるほうがおかしいですって…」
GM: ひとしきり笑って。
: 「円形に囲まれなかっただけ、僕にとっては良い写真だったんですけどね」ずれた眼鏡を直しつつ、背中をさすって。
GM/剛: 「と言ってもひょろひょろだからな。まだ。肉食ってるか。肉」
GM: もう一度笑って。
: 「食べるようにはしているんですが…」体質なのだと諦め、降参のポーズを取る。
GM/剛: 「まぁ。心配はかけてたみたいだな。つい最近まで取材で軟禁状態だったんだ」
GM: なんか向こうの方にある持参品の山を見つつ。
: 「でしょうね。マスコミの注目の的でしたから」軽く笑って、視線に釣られてその山を見る。
GM/剛: 「骨折、打ち身なども特になし。まぁもう健康なんだが。退院もさせてくれねぇ」肩を竦めて。
: 「ともあれ、元気そうでなによりです。それを見られただけでも此処に来た甲斐がありました」
GM/剛: 「まぁ。お前の方は変わってなさそうで良かったよ。俺が一方的に出すばかりだったからな。手紙」
: 退院できない愚痴は軽く流して。「すみません、ご無沙汰していて。先日、新しい赴任先に引っ越したばかりなんです」
GM: ふと視線を見ると山の中に花瓶。そして活けられた花。──花びらが水晶のように透き通った花。
: 「ちゃんと絵手紙もとってありますよ。見たことの無い山の風景とか、動植物とか……」
GM/剛: 「お医者様…だっけな。これまた大変だな。悪いな。時間割いて」
: 「いいえ。それは無精の言い訳にはなりませんから」苦笑しつつ。
: 「あちらの花、珍しいですね。高山植物ですか?」
GM/剛: 「ん?…ああ。しらねぇんだ」
GM: あっさり答える。
: 「…というと、お見舞いの品ですか?」
GM/剛: 「俺が遭難してた時に握り締めていた…らしい。学者先生も知らないみたいでな。品種」
: 「ふーむ……」近づき、それを見た。
GM/剛: 「助かったときの縁起物、ぐらいに考えてる」
: 触れたい衝動にも駆られたが、触れれば砕けそうな気もして手を伸ばさず。
: 「かもしれませんね」無事だった今だからこそ、軽く笑い飛ばせる。
GM: 花の香をかいだ時。僅かに気が飛んだ。
: 「……っと──」
GM: ”《錯覚の香り》”。
: のわっ(何)
GM/剛: 「まぁ。近い内に退院した時にスポンサー様にも報告行こうかと思うさ」
GM: レネゲイド的に感じますが。この花(何
: 「………え、ああ。そ、そうですね」上の空。
: 「登山紀行とか、いずれは執筆するのもいいかもしれませんね」
GM/剛: 「切り傷だけはおおかったが。打ち身骨折がなかったのが幸いでな。…ああ。そうだな。でも俺文かくのも取材も苦手だからな」
: 言いながら、此の世の物とは思えぬ花に暫し魅入られる。
: 「談話のような形式とか……まあ、それはそうと。もうしばらくは検査も残ってますから、大人しくしていてくださいよ?」
GM/剛: 「めどーい」
: 「遭難時よりも、この上ない苦痛かもしれませんが」笑う。
GM: そう愚痴が入ったとき。看護婦が現れてそろそろ面会を終えてくれないか、という視線を送る。
: 「また顔を出しに……できなかったら今度こそ手紙を出しますよ。今度はゆっくりと山の話を聞かせてください」
: 迷惑げな視線を感じて、慌ただしく手荷物をまとめる。
GM/剛: 「暇なら頼むー。ぢぃーえすとかやってみたいんだよ。俺」何。この催促。
: 「ぢーえす??」本気で心当たりが無く、ぽかんとマヌケ面を晒した(何)
GM/剛: 「DS?なんかそんなの」昔からあばうとだった(何)
GM: 大声だしてるので看護婦に怒られる剛。
: 「……………ああ、ゲームとかですか? 今度差し入れに持ってきますよ」手ぽむ。子供達に聞けば何か教えて貰えるだろうと。
: 「では、お邪魔しました。お大事に〜」
GM/剛: 「じゃあな」
GM: 人懐っこそうな笑みを向けて見送る。
: 懐かしさに照れた笑顔を浮かべて、軽く手を振って頭を下げて。
: 振り向きざまに扉に顔をぶつけたが、ともあれ退室した。
: 微かな違和感も、この幸せなひとときの懐旧に埋もれてしまった。
: シナリオロイス姫宮剛に、■幸福感/不安。
: 以上で。
GM: ──了解。




◇Opening-2
ScenePlayer/水村 繭 : 登場/不可

: #1d10+33
dice - 繭:1d10=(4)=4+33=37

GM: それは唐突だった。
GM: 学校下校時に急停止した車に名前を確認後押し込められ
GM: 有無を言わせず辿り着いたのは
GM: 横浜にあるテンペスト駐屯地。

GM: 車はゲートを通り、一つの建物を目指す。
GM: 到着し、男たちに囲まれるようにして奥の部屋を目指し
GM: 辿り着いた部屋のドアをあける。

GM: 「少尉、連れてきました」
GM: 「入れ」
: 「なんなのよ、いったい…!」イライラしつつ(何)
GM: 出迎えたのは見た目優男風の軍人。手を挙げ部下を下がらせる。
: 自分をこんな所に呼び出した張本人をせめて見て睨んでやろうと、その顔を見た。
: 「──あんな場所で呼ばれたからしぶしぶ来たけれど、テンペストにこんなことをされる謂われはないわ。あなたは誰」ぎり。
GM: 男「君が“不協和音”だな。本件の事でUGN本部から派遣されてきた」
: 怪訝そうに男を見やる。何の話だ──?
GM/レイ: 「レイ=フレッチャー。階級は少尉。テンペストに所属している。私の説明はこの辺りで」
GM: では──という風に資料を取り出そうとするが、怪訝な顔をする。
: 「……待って、話が見えない」
GM/レイ: 「黒巣市西区画に逃げ込んだジャームを焼き払う為のテンペストの武力介入の話だが」
GM: 何を今更、と言う声色。
GM/レイ: 「UGNに打診した所、本部より“不協和音”を指定してきた訳で。ご足労願った訳だが」
: 「待って、そんな話、私聞いてない……!」
GM: レイは腕組して。暫し思案。
: 狼狽した表情で、少し悲鳴のような声で叫ぶが。──おかしい、何だその話は。
: 「……“そういう話”、になってるのね?」
GM/レイ: 「ああ」
: 「もう、決定事項なのね」
GM/レイ: 「応答を繰り返すだけだな」
: 「……」
: 上から突き付けられたその理不尽さに怒りと苦悩を感じつつ、しばしレイを正面から睨みつけ。
GM/レイ: 「黒巣UGN支部では解決戦力にならない、との本部からの報告でね」
GM/レイ: 「協議の結果。強硬姿勢に出ることになった。被害はまだ算定中だ」
: 「黒巣市西区画に逃げ込んだジャームを焼き払う為のテンペストの武力介入は、黒巣UGN支部では解決戦力にならない、との『前提』で出来たもの。」
: 「……そう、よね?」
GM/レイ: 「そういう『前提』だな」
GM/レイ: 「Uシュミュレート上ではそうなっている」
: 「……ぎりぎりまで決戦を伸ばしたとして、リミットは何日の何時になる……?」
GM: レイは伸ばす必要があるのか?という視線を向けつつ
GM/レイ: 「一週間後だな」
GM/レイ: 「24時に決行する」
GM: 一息ついて
: 「……おねがい、待って。そのジャームをなんとか、出来ないか、……やってみるから。ぎりぎりまで……待って欲しい」
GM: レイは暫く考えて
: 「…おねがい…!」弱弱しい声で、懇願するように相手を見る。
GM/レイ: 「やってみたけれど無理でした、では話にならないのでね。保証…準備はさせてもらう」
GM: 地図を広げて
: 「……それでもいい、一週間以内に何とか出来なかったら、貴方に任せる……!」
: ぎりぎりと奥歯を噛み締め、怒りを殺すように吐き返しながら。
GM/レイ: 「西区画。この辺りに潜伏していると思われるが。1週間。行動範囲の関係で…」
GM: 最初のコンパスは小円。二つ目の円は中円。
GM/レイ: 「ここまで介入する」
: 「……いくらなんでも、範囲が大きすぎるわ」
GM/レイ: 「出来るか、出来るか?するか?しないか?」
: 「………く」
: 大体にして本部にこの市をいいように滅茶苦茶にされそうになったのは今回に限ったことではない。
: 本部も本部だ。どうしてこんな事にわざわざ、私を指定する!
GM/レイ: 「失敗は許されない」
GM/レイ: 「わかるね」
GM: 穏やかともいえない。淡々とした口調。
: 「……分かったわ。私がこれ以上どうこう言える立場じゃないもの。“失敗は許されない”のだから」
GM/レイ: 「いいだろう。現場を知っている指揮官がそういうんだ。待とうじゃないか」
GM: 椅子に腰を深く下ろす
: 「私はこの市を最後まで、ぎりぎまで護る義務がある。その為の“チルドレン”よ。……決して本意でやっている訳でもないけれど」
GM/レイ: 「話はそれだけさ。ジャームについての資料は…”PPP”の端末に送ったよ。早い報告を待っているよ」
GM/レイ: 「じゃあ」
: 「ええ、早めに何とかして、解決の二文字を本部に叩きつけてやるわ…!」
GM/レイ: 「辞めるかい。君の代わりにでも違うチルドレンを本部から派遣してもらってもいい」
: 坊主憎けりゃなんとか。何、と目線でレイまで睨みつけて。
GM: レイは確認の意味でもいってみる。これは。
GM: その場合は──どうなるんだろうか。自分には予想はつかない。
: 「バカを言わないで」
: 「……いい加減にして!」がたん。叫んでレイに掴みかかる私!(何)
: 「私は、私達チルドレンは、本部や貴方達の都合のいい駒なんかじゃないのよ!」吐き出すように。ぎりと奥歯を噛み締め。
GM: レイは鼻先で笑ってなすがままに吊り上げられる。
: 「この任務は受けるわ、それでいいんでしょう!」
GM/レイ: 「吼えたものだな。駒が」
: 「黙れ…!」
GM/レイ: 「だからいったろう。”期待してる”と」
GM/レイ: 「こちらも慈善事業をやってる訳じゃないんでね。“不協和音”」
: ほんの一瞬、本気で殺意を覚えた。が、そう返され。一瞬、どういう意味で期待されてるのか判断に迷った。力が抜けて、レイを離す。
GM: ネクタイを直して。
GM/レイ: 「行くがいい」
: 「……。“了解”。……あなたの妥協に感謝するわ」
GM/レイ: 「引き金を弾いた以上は弾は標的に向かって貰う」
GM/レイ: 「出来ないなら鋳潰す。そういう世界の産物だろ。”君達”は」
GM: レイは億劫そうに退出を促す。
: 「……そうよ。それが私達よ。でも、だから、何。私達だってバケモノや駒でいたい訳じゃない。護りたいものもある」
: ドアに手をかけ、振りかえりながら言い捨てて。
: 「──じゃあ、また一週間後に。見ているといいわ、これからの全てを」
: ぱたんとドアを閉じた所で俺おkで。(何)




◇Opening-3
ScenePlayer/神無月 冴 : 登場/不可

: #1d10+35
dice - 冴:1d10=(10)=10+35=45

GM: ある晴れた日の夕暮れ。
GM: 少しばかり早く終わった業務を終えて帰宅途中の陸橋
GM: 階段を踏んで踏んで登りきって対面を見れば
GM: ──”マスター・レイス”日下部 仁がそこにいた。

GM: 同時にモノクロの世界。《ワーディング》が展開される。
: 目の前の人物を完全に認識すれば、二の句も出ずに。
GM: 遠く──西の方で。白黒の火柱が上がる。
: 「……お久しぶりです、とでも言うところでしょうか?」 ようやく出た言葉。
GM/レイス: 「“打ち砕く者”達といた凡骨か」
GM: 鼻先で流し。
: 「ええ、何処にでも居るような唯の名もなきイリーガル、ですよ。 ――今の火柱は何でしょうか?」
GM/レイス: 「丁度いい、か」火柱を見て
GM/レイス: 「取引をしようじゃないか。“蒼茫たる世界”」
GM: 大きな包み…見れば棺桶にも見えるようなそれを降ろし。呟く。
: 「……貴方のようなマスタークラスのFHエージェントが、凡骨な私とですか? 冗談と言うにも酷すぎると思いますがね。」
: 視線は大きな包みへと。
GM/レイス: 「今、黒巣市の西区画で一体のジャームが潜伏している。その情報をリークしてやる」
GM/レイス: 「それをファルスハーツではなく、お前たちで始末して死体を回収してもらう」
GM/レイス: 「お前達にとっては簡単な仕事だろう」
GM: ”達”に強調をおいて。
: 「UGN側で先に処理をしろ、と言う事ですか。 ……簡単かどうかはさておいて、出来ない事では無いでしょうね。」
GM/レイス: 「ファルスハーツではなく、な。UGNにでもどこでもいい。焼いてしまってもいい」
: 「一応、その理由をお聞かせ願えませんかね? 何故FH所属である貴方が、そのFHよりも先にそのような事を望むのか。」
GM/レイス: 「”プラン”だな。それでは理由になるまい」
: 「――それに、“達”と言う事は。 この事は他の者にも伝えて構わないと言う事で宜しいでしょうか?」
GM/レイス: 「伝えてもいいが、”出し抜かれない”ようにな」
GM/レイス: 「俺はお前達が共倒れした後で回収するとする」
: 「――最善を尽くしましょう。 ジャームが潜むと言う情報を聞いてしまった以上、何らかの処置を取らなければいけない事には変わりがない。」
GM/レイス: 「そうか」
: 「……共倒れするとは限りませんよ? この街に居る面子は、何方も強い方ばかりだ。」
GM/レイス: 「”お前にお前の家族の事を心配させずに済んだな”」
GM: 軽く言って。
: 「……どう言う事でしょうかね、それは。」
: 流石にその言葉を聞けば、少し目を細め。
GM: レイスは冷笑を浮かべたまま答えない。
GM/レイス: 「ジャームの事はわかる所に送っておいてやる」
: 「……FHよりも先にジャームを処理する。 その死体はUGNに処理を頼んでも、此方側で如何にかしても構わない。  ……以上で宜しいか?」
GM/レイス: 「構わない」
: 「……良いでしょう。了解しました。」
GM/レイス: 「そいつはラピスラズリのお気に入りでな」
GM/レイス: 「あるチルドレンの研修も兼ねて失墜の騎士も回収に来る予定なんだ」
: 「ただ。 ――事が終わった後で、果たして貴方がそれを回収出来るかどうかは分かりませんよ? それだけは先に伝えておきます。」
GM/レイス: 「かち合わなければいいがな」
: 「“失墜の騎士”。 ……名前は聞き覚えがありますね。  そうならぬように祈るだけです。」
GM/レイス: 「今のファルスハーツの手に渡らなければそれでいい」
: 「そうですか。」
GM/レイス: 「ハートレスメモリーが順当に進んでしまうからな」
: 眼鏡を軽く直し、静かに息を。
: 「ハートレス……?」 聞きなれない単語。鸚鵡返しに。
GM/レイス: 「お前には──何も『関係のない事』だな」
GM: くつくつと笑って。包みを抱えなおす。
: 「……今回には関係が無いと言う事ですか。 まあ、良いでしょう。」
GM/レイス: 「あるかもしれないが。お前の中には『何も無い』。ここで行われている”プラン”には関係は無い」
: 「何もない、と言うのが少々気になりますが――これ以上は意味の無い問答でしょうね。 素直に了解しておきますよ。」
GM/レイス: 「さてのんびりと話を続けてテンペストに街を焼かれるも可能性のある事。迅速に動く事だな」
GM/レイス: 「俺にはどうでもいい事だが。お前たちにとっては関係あるんだろうからな」
GM: ごとん。重い包みの音。
GM: ごうぅともう一つ。火柱。
: 「言われなくとも……焼かれる!?」 一体何が起こり始めているのやら。物騒な単語には少し声を上げ。
: 「――貴方が何を企んでいるかは未だ知りませんし分かりませんが。其処まで色々とお膳立てされては動かざるを得ない。」
: 「失礼させて貰いますよ。 ……どうやら、本当に一刻を争うみたいだ。」
: そのまま、目の前の人物の横をすり抜け。 歩きはやがて駆け足にへと。
GM: 振り返ったら。もういない。
: 陸橋を渡り切り、今一度其方へ視線を。 既に街は何時も通りの時間をまた進めている。
GM: ぱあっと。
GM: 色が戻り。遠くで消防車の音が聞こえる。
: 急ごう。 被害は広まるばかりだし――それに。
: 「“視界”は三分割。 ――夜だと一つ見るのが難しくなるのが問題か。」
: まぁ、夜なら屋根の下に皆居るであろうと信じつつも――二匹の“ペット”にアクセスを始めた。
: シナリオロイスの“マスターレイス”に□執着/■不快感で。
: 「……手を出させないようにしないとな、何があっても……!」




◇Opening-4
ScenePlayer/桜井 誠司 一瀬 衡希 : 登場/不可


誠司: #1d10+32
dice - 誠司:1d10=(9)=9+32=41
誠司: ギャアア
衡希: #1d10+33
dice - 衡希:1d10=(3)=3+33=36

衡希: ノリノリですね失墜さん。(何)

GM: ──何処とも知らない暗闇の中。
GM: そこに君達は召還された。
GM: 出迎えたのは眼鏡をかけた白衣の女性。ポケットに手を突っ込み人懐っこそうに。
誠司: 「こういういかにも悪巧みっていう雰囲気はどうかと思うね僕は」(何)<まっくらくら
GM: 女性「ようこそ。”失墜の騎士”。そして”百剣”。はじめまして、と」
衡希: あなたがそれを言うんですか、と思ったけどいうのはやめとく!(何)
GM/ラピス: 「今回の指令を伝えに来たメッセンジャーでもあるラピスラズリよ。失墜の騎士にはお世話になってるからね。志願志願」くすくす。
誠司: 何かやったっけ。(何)<お世話
: キメラじゃない?(何)
誠司: 「フン……メッセンジャーならメッセンジャーらしくさっさと用件を伝えたらどうだい」
衡希: "レギオン"の事件以来ではあるが。親しく話すような仲でもない。「…ええ。どうも。」
GM/ラピス: 「いつも活きのいいジャームを量産してもらえるからね」
誠司: 「こっちはこのボンクラを教育しなきゃいけないってことでイライラしてるんだよ」(何)
衡希: ひどい会話だな(何)
: ジャーム量産とかwwwww
GM: とと、と話を戻して。
衡希: ぎりぎりって微妙に歯軋りもするね(何)<ボンクラ発言
GM/ラピス: 「セントラルドグマからのお達しでね。黒巣市に再び姿を現したマスターレイスを再殺しておくれ、が依頼命令」
GM: ラピスラズリは紙切れ取り出して読み上げてライターで火をつけて燃やす。
衡希: 「……マスターレイスって……あのマスターレイスですか?」目を見開いて問いを返す。
誠司: 「マスター・レイス? なんだ、生きていたのか……フン、確かに今更出張られても鬱陶しいね」
誠司: ブレイクアップ的に考えてプランナーに反逆してUGNに殺されたってことでいいのか。(何)<日下部
GM/ラピス: 「死んだ筈のアレが生きてるのが今の時期的には拙い、と言う話。5分完成したプランに関係するんだってさ」
GM: そうですよ。<ブレイクアップ的
誠司: 「フン……プラン、ね」またか。って感じで不快そうに呟く(何)
衡希: またプランか、と耳タコ気味の単語を流した。「……わかりました。」
GM: まぁ。なんかその時にいたイリーガルに“雷獣の穿つ牙” とかエージェントに”打ち砕くもの”がいたのも知ってる(何)<プラン
GM/ラピス: 「まぁ?今のレイスを捕獲したいのは個人的な好奇心だけれどねぇ」くすす
誠司: 「生け捕りなんて面倒な真似は御免蒙るね。このボンクラは殺すのが専門でそういうのは得意じゃないんだ」
GM/ラピス: 「まぁ。指令の建前は建前。もう一つ二つ個人的に情報を持ってきたんだけれど。失墜の騎士いる?そこのボンクラの教育的にも」
GM: くすくす。倣って。
衡希: 「……。」このやろう。と流石に思うボンクラ(何)
誠司: 「個人的に、ね。恩着せがましい言い方だね」
誠司: 「まあいい、聞くだけなら聞いてやるよ。対価を払うかどうかは内容次第だ」
GM/ラピス: 「言ったろう?貴方には純粋なお礼だよ。疑り深いねぇ」
誠司: 人の好意とか善意とか信じないんだ。(何)
衡希: 流石失墜さん。(何)
GM: いや。ラピスも建前だから(何)
誠司: まあとりあえずシナリオの展開的に聞く構え。(何)
GM/ラピス: 「元々”生きかえり”ってのはFHでも研究されていたテーマでね。」
GM/ラピス: 「損なわれた生命活動を活性化させるという意味合いでは高濃度エネルギー…レネゲイドが使われて来た訳だけれど」
GM/ラピス: 「そのレネゲイドの結晶体…まぁレネゲイドクリスタルあれば死者蘇生も超えて生者の再定義も出きる、と考えた一派がいたわけだな」
GM/ラピス: 「再生怪人を劣化せずにパワーアップさせよう計画?かね。わかりやすくいえば」
誠司: 「Lapis Philosophorum……まさしく賢者の石ってわけだ」フン、と鼻を鳴らしながら。<蘇生
GM/ラピス: 「その研究結果が今のレイスであり。今のプランには支障あるわけなんだよ。ちょっとね」
衡希: 賢者の石。……名前だけは聞いたことがあったが。眉を顰めながら話を伺い。
GM/ラピス: 「プランナーが先導する主流は”それ”。でも必要としている一派もいる。いた訳で」
誠司: 内部抗争、か。まあそれもFHではいつものことだ。
GM/ラピス: 「レイスは今、そのやつらのところに潜んでいるんじゃないか、との報告がある。FHでも立場無いみたいでね」
衡希: 「……何だか、厄介な事になってるんですね。」この組織では何時もの事とは言え。声には多少うんざりした色も含み。
誠司: “プラン”に乗るのは癪だが沈みかけた船に乗ることもない、か。まあ、精々その研究結果とやらを高く売りつけるとしよう――。
GM/ラピス: 「サードクロス、とも言われたものだが。さてさて。──そこでその手配中のレイスなんだが。ある一般人・・・を追いかけている情報がある」
誠司: 「群れているなら逆に見つけやすいね」
GM/ラピス: 「名前は……姫宮…剛かな。資料ではそうなってた」
衡希: 「…一般人、ですか?」
GM/ラピス: 「一つを除いて紛れもない一般人だね。百剣」
衡希: 「そんな人を、マスターレイスがわざわざ追いかけていると?」とすれば、そこには何かがある。本当であれば。
誠司: 「一つを除いてってのはなんだい。もったいぶるなよ」
GM/ラピス: 「スポンサー様が我等がばるはらプロモ」
誠司: 「冗談も大概にしろよこのメガネ」(何)<ばるはらプロモ
衡希: 「ばるはら……ええ?」ばるはらて。(何)
GM/ラピス: 「ははは。まぁ冗談として。さっきの賢者の石の話やっただろ?」
衡希: 「は、はあ。」何か肩の力抜けた。(何)
GM/ラピス: 「レネゲイド活性の為に強いストレスを与えると賢者の石が成長する、とは聞いたことあるかもないかもしれないが」
誠司: 「まぁ、アレは人の思念を取り込んで大きくなるからね。人が悩めば悩むほどデカくなるんだろうさ」
GM/ラピス: 「意向かどうか。危険度の高い登山活動を強要されている節がある。調査的にちょっぴりギラしてもらったが」
GM/ラピス: 「オメデトウ。適合者だ。無自覚だがね」
GM/ラピス: 「まぁなんだ。百剣君。簡単に言おう」
衡希: 「――なんですか。」適合者。その言葉に氷解するものを感じつつも。
GM/ラピス: 「そこのパンピー君が死んだら賢者の石というパワーアップアイテムが出来て漁夫の利狙ってるレイスが出てくるわけだな」
誠司: 「賢者の石の取り込みか。相も変わらずやることがワンパターンだね」
GM/ラピス: 「私達は取られると困るんだ。一応反逆の人だからね。レイス。オーケィ?」
衡希: 「……」再び眉を顰める。当然その意味を理解したからで。
衡希: 「……了解。」短く応えるに留めた。
GM/ラピス: 「ん。ワンパターンを嫌う失墜君に。もう一つ。その一般人まとめてか」
GM/ラピス: 「テンペストが攻勢区画整理考えてるみたいよ。”不協和音”が現場指揮担当みたいね」
衡希: 「テンペ……在日米軍ですか!?」
GM/ラピス: 「使える情報。使えない情報纏めて伝えたよ。まぁ好きにやっていいよ。お二人さん」
誠司: 「フン……あの人の命令に従うしか脳のないヤンキーの犬どもか」(何)<テンペスト
誠司: 「“不協和音”……クク……少しは遊び甲斐のある相手が出てきてくれたじゃないか。UGNも粋なことをしてくれる」
GM/ラピス: 「そうだねー。真冬事件でちょっとデータ渡したら調子乗ってきたみたいだね。機械化兵団用意してたし」
GM/ラピス: 「いい口実出来たと言う所かな。さて──」
誠司: 「まあ、ヤンキーどもがあの胸糞悪い街をどうしようが僕の知ったことじゃないね。精々好きにやらせておくさ」
衡希: マスタークラスが動くというのは、こういう事なんだな。…などと思いもしつつ。
GM/ラピス: 「ああ。そうしておくれ。失墜の騎士はアルカナにも報告しないといけないからね。メッセンジャー的に頼むよ。ほんと」
誠司: 「なんでそっちにまで報告しなきゃいけないんだ。しかも僕が」(何)
GM/ラピス: 「いや、私がやるんだよ。面倒だな。もう」(何)
GM: 幾分不快感を現す。
衡希: 「掛け持ち大変ですね」(何)
誠司: 「おいボンクラ、お前がやっておけ」白いカードに[†]って書いて一瀬に放り投げる(何)
衡希: 「……は!?」ええ!?って顔でカード受け取るよ。(何)
GM/ラピス: 「百剣は性能調査もあるらしいよ──報告は終り、と」
誠司: 「これでお前は今日からアルカナセルの下位セル“郡れる剣(Espada)”の一員だ。ちょうどいいだろ、コードネーム的に」(何)
GM: ラピスは軽く笑う。
誠司: 「今回の件で上手くやれば本採用だから。それじゃよろしく」(何)
衡希: 「性能調査はともかく……えええ!?聞いてませんけどそんな話!?」(何)
GM/ラピス: 「ああ。丁度良かった。なんか失墜の騎士のセルメンバー志願がなくてね。丁度良かった。じゃあそういうことで」(何)
誠司: 「ワークスがFHエージェントなのがよくないのかな……」ブツブツ言って闇に溶け消えた(何)<メンバーいない
衡希: 「ちょっと待って下さいよ……あれ!?話がどこまで進むんですか!?」もうとまらない。(何)
GM/ラピス: 「ああ。そうそう。百剣」
衡希: 「ちょ、ちょっとー!」とか言って去っていく失墜さんを見ていたが。(何)
衡希: 「…な、なんですか。」今度は何だよ、とでも言いたそうな顔で返す。
GM/ラピス: 「人を創りかえる計画があるというのはさっきも言ったが──」
GM/ラピス: 「賢者の石の劣化品──愚者の石を用いて世界を創りかえる計画──楽章計画の締めなんよ。今は」
GM/ラピス: 「お前と一応の完成体のアレとの──性能差は知りたいからな。期待してるぞ。”百剣”」
GM: にやにや笑って。
衡希: 世界を創り変える。その言葉に言い知れぬ震えを感じて。
衡希: 「――それがFHの意向だというなら。従うまでです、僕は」しかしながら、そう言うしかない自分がいた。
GM/ラピス: 「死んだ時は念入りに解体(バラ)してあげるよ」
GM: 本当に楽しみだ、と言う風に。笑い。
GM: 闇に消える。
衡希: 「僕の事はいい。ですが」
衡希: ――あの子の事だけは。そんな事を考えながら、闇に一人取り残された。





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