□OpeningPhase / OnStage


人知れず、世界の危機が訪れていた。
危機を救ったのは、一発の弾丸だった。
かくして、人知れずして世界は救われ、
人知れずして、英雄は生まれた。
しかし、英雄は人知れず姿を消した。
そして、物語は幕を開ける。

ダブルクロス The 2nd 『英雄の正義』
 
 

◇Opening-1
ScenePlayer/東雲 主、神無月 冴 : 登場/不可


GM: 登場どうぞ。
: #1d10+35
dice - 冴: 1d10+35=3(3)+35= 38
: #1d10+33
dice - 主: 1d10+33=6(6)+33= 39

GM: 残暑の厳しい夜のこと、貴方達は夜道を歩いていました。
GM: と、角の向こうから、何やら物騒な雰囲気の声が。
GM: 外国の言葉らしく、何を言っているかは判然としません。
: 「……喧嘩か?」厄介な。とは言葉には出さず、表情で告げ。
GM: 貴方達は、この先に公園があったと記憶しています。場所の多聞そこだろうと。
: 「どうします? ……って、聞くまでもありませんか。」
: 警察官に聞く言葉では無かったな、と苦笑漏らし。
: 「神無月君、すまん。立場上無視出来んのでね。行ってみることにする」
: 「君はどうする?」
: 「そうですね……野次馬と言うつもりでもありませんが。 一人より二人の方が、もう少し出来ること増えるかもしれませんよ?」
: 「解った」軽く頷き。後は応えず歩を。
: 「まぁ、余り無理はせんでくれ。……言うだけ無駄だろうが」
GM: 公園に向かうと、そこでは二人の男性が対峙していました。
GM: 片方は大柄の白人男性で、見るからに荒事慣れしていそうでした。
GM: 声を荒げているのは、そちらです。
: 「……そんなに信用ありませんかね、私は。」 苦笑。 視線の先に人影が見えれば言葉を止め。
GM: もう一人は、日本人らしいです。
: 「公共の場で荒事とは……まったく」軽く髪をかき回し。タイを片手で緩め。
GM: 白人男性の言葉に対し、言い返すでもなくうつむき加減の姿勢で黙っています。
: 「公共の場でなくとも、荒事はして貰いたくないものなのですけどもね。」 はぁ、と小さくため息漏らし。
: 「全くだ」頷き。
: 「騒がしいぞ、君たち。一体何をやっているんだ?」大声で、注意をこちらに呼び起こすように、声。
GM/白人: 「…すっこんでいろ、ジャップ」
GM: 怒鳴るでもなく、思い口調で言うと、すぐにそちらを無視し向き直ります。
: 「『郷に入っては郷に従え』という言葉が日本にはあってな。往来での迷惑を考てもらおうか」罵りに構わず、白人の傍に立ち。
GM/白人: 「腑抜けたな、クニ…。もはや、見るに堪えん」
: 「引っ込めと言われて引っ込むようであるならば、最初から声は御掛けしませんからね。」 此方はもう一方の人の近くへと。
GM: そう言うと、おもむろに銃を取り出す。
: 「──こんな往来で、何をする気だ、貴様!」言い様、その黒光る金属に、思わず手が伸びた。
GM/白人: 「おまえには失望した。そのまま逝け」
GM: 周囲を無視して、発砲。
: 「一体何があった、と……!?」 見覚えのあるものが握られた、と思った瞬間に。 目の前に居た日本人を突き飛ばし。
: 変わりに撃たれ、そのまま自分もよろめき。
GM: では、重い銃弾が数十発叩き込まれます。
: 「何を馬鹿なっ!」撃つ瞬間は間に合わず。そのまま此方は白人の腕を掴み、取り押さえようと。
GM/白人: 「余計な邪魔をする」
: 「当然だろう」
: 「――!?」 声をあげる暇もなく。 ほぼ全てが叩き込まれれば血を吐きながらも倒れ――
GM: 軽く眉を顰める。
: 「神無月君、無事か!?」肩越し、背後には声を。
: 「…………か、関心……出来ません、ね。 こんな、人どおりが少ないとはいえ。日常の世界で物騒なものを……放つなんて。」
GM: ちなみに、取り押さえようとして感じたのは、異常とも言える“重さ”。体捌きもさることながら、かなりの重量がある模様。
: 全身血まみれになりながらも、傷はどんどんとふさがっていく。 問には大丈夫、と苦笑を含めた言葉で応え。
GM/白人: 「…生きている…? …オーヴァードか?」
: 「殺人未遂の現行犯だな、貴様、逃げられると思うな……?」掴んだその違和感に、微かに眼を細め。
: 「その言葉を知っている、貴様もか」
GM/白人: 「クニ…その命、今しばらく預けてやる」
GM: そう言ったかと思うと、白人の姿が消え去ります。
: 「──……っ!」逃がした。それを理解した瞬間、ふぅ。と息をつき、掴んだと思ったはずの手を降ろし。
: 「……行ってしまったようですね。」 ぼろぼろになった服を如何しようか、と何処かでぼんやりと考えながらも。
GM: 多分、エフェクトを使って逃げたと推測できますね。
: 了解。
: 「……抜かったな」振り返り。もう一人の青年を見た。
GM: 一方、責められていた男は、白人が消えるとノロノロと身を起こします。
GM/???: 「すいません…。御迷惑をおかけしたようで…」
: 「ところで。一体どういうことだね? ……立てるか」身を起こした青年には手を差し出して。
GM/???: 「これは、洋服代です…」そう言って、万札を差し出す。
: 「お気になさらず。 貴方が無事で、何よりです……っていや、ちょっと待って下さい。それは結構ですよ……!?」
: 差し出されたお金は流石に、と。
GM/???: 「それでは、失礼します」
: 「待ちたまえよ。出来ればこのようになったいきさつを訊きたいものだが……構わないかな」
: 出された金は「受け取ればいい」とばかりに神無月君には頷き。
GM: そう言うと、フラフラした足取りでその場を去ろうとします。
: 「お詫びと思うなら、むしろ其方(話)の方でいただきたいものなんだがね」ぽん。と去ろうとした肩に手を置き。
: 「……は、はぁ。 それでは、ありがたく……。」 暫し困っていたが。 同席者に頷かれれば軽く息を吐きながらも受け取り。
GM/???: 「…わかりました。…場所は、そちらにお任せします」
: 「貴方もお疲れのようですしね。 ……ゆっくりと座れるところの方が良さそうですね。」
: 「話が早くて助かる」手を放し、軽く会釈をして。
: そういえば。と。「……申し遅れた。私は黒巣警察署の東雲と言います。改めて、貴方は?」
: 手順を間違えたな。と思いつつも、改めて名乗り。
GM/???: 「水島 邦彦(みずしま くにひこ)です」
: 「水島さん、ですな。此方は神無月。この方は警察の者ではないですがね」傍らの青年を片手で示し。
: ご紹介が遅れまして、と頭を下げた所で。
: 「どうするか、神無月君。……流石に署に向かうのは君も嫌だろう?」
: 「場所の方はお任せします。 ……出来れば、着替えも出来そうなところを個人的にはお願いしたい所望ですけど。」
: こっそりと、東雲さんに告げ。
: 「署は…………まぁ、ええ。」 遠い眼を何故かしてみた(何
: 「……となれば、あそこがいいだろう」ふむ。と軽く腕を組み。
: 「車を捕まえてくる」二人に告げ、公園を先に後にする。
: お願いします、と。 ……平穏で静かな夜と言うものは、荒々しい音を立てて崩れさるものなんだな、と思った所で。
: 戻るまで簡単な雑談を交わしあった。



◇Opening-2
ScenePlayer/天凪 終、元原 晴之  : 登場/不可


GM: 登場どうぞ。
: #1d10+35
dice - 終: 1d10+35=10(10)+35= 45
: え、ちょ、なにこのやる気(何
晴之: #1d10+32
dice - 晴之: 1d10+32=1(1)+32= 33

GM: 貴方達は、天城支部長代理に緊急に呼び出されました。
GM: いつもに比べ、心持緊張した様子のある彼女に案内されたのは、普段は使われない通信室。
GM: 設置された大型モニターの向こうには、理知的な瞳をたたえた少女の姿が。
GM/少女: 「天城支部長代理、そちらのお二人が?」
: 「……みすずちん、これはどんな状況だろう。クビか? ついにクビか? 私はまだ何もしてないぞっ」
: いつでも黒コートの不審人物がこー、ね、モニター見て警戒するぜ、減給怖い減給怖い(何
GM: 美鈴が頷き返したのを確認すると、少女は一礼してから名乗る。
GM/少女: 「はじめまして、UGN評議会のテレーズ=ブルムです。今回は、緊急の件でお呼び立てさせていただきました」
GM/テレーズ: 「評議会を代表して、貴方達に依頼します。こちらの―――」
晴之: 「評議会!?え、ええと、黒巣市所属エージェント、元原晴之です!」がちがちに緊張。
GM: 画面の半分に、20代半ばの男性の顔が映し出される。
GM/テレーズ: 「男性を探し出し、早急に保護してください」
: 「…………なんだ、よかった、依頼か。保護するのは構わないが、ココらへんにいるのだろうか?」
: 「あと、この男のプロフィールを」ほっとしておく、で、モニターに移された男の顔見て
: とまあ、テレーズ某に質問するが
晴之: 「天凪先輩、何でそんなに普通なんですか!?評議会員っていったら、UGNで一番偉い人ですよ!?」こっそりと。
GM/テレーズ: 「彼の名は水島 邦彦。現在、居所を捜索中です。出身がそちらで、中学生まで暮した町ということで、有力候補の一つです」
: 「ふっ、評議会が怖くて昼行灯やってられるかっ!」さっきのこと棚に上げてこっそりと元原さんにだな(何
: 「ふむ……つまりまあ、捜索してあわよくば、と。それで、その男はOVなので?」んではまあ、頷きつつテレーズさんに
晴之: 「何か間違ってますよ、それ・・・」怯えるように。
GM/テレーズ: 「現在、こちらも“賢者の石”の一件で混乱中で、現地のエージェントに頼らねばならない状況なので、直接エージェントは送れませんが…」
GM/テレーズ: 「彼は、オーヴァードではありません。が、世界的に重要人物ではあります」
晴之: 「具体的な保護理由は教えていただけるのでしょうか?」気を取り直して。
: 「ふむ……あちこちから狙われている可能性もある、と」ふむと情報整理中
GM/テレーズ: 「いえ、あちこちから命を狙われているわけではありません。が、命を狙われていること自体は確かなようです」
GM/テレーズ: 「彼を保護せねばならない理由は、高度に政治的な理由が絡みますが…簡単に言えば、彼に死なれると、UGNの信頼に影響が出ます」
GM/テレーズ: 「彼は現在、それほどまでにVIP扱いされてる人物なのです」
: 「それは問題だ。UGNが潰れると明日のお飯に影響が出るなぁ……ああ、最後に、敵対者の素性は?」
GM/テレーズ: 「現在調査中です。特定の組織に所属していたわけではなさそうなので、難航していますが…“グロース=フェインティス”という名前は確認しています」
晴之: 「委細承知しました。」これ以上は深く聞かないほうがいいだろうと判断。
: 「了解。分かり次第追加で連絡して頂けると助かる。あとはこちらで適時対応しよう」うむと頷いて、美鈴ちんに退室許可取ろうか
GM/テレーズ: 「それでは、よろしくお願いします。こちらの回線は、常時繋いでおきますので、進展があり次第連絡をください」
: 「了解。では。いくぞ元原」んじゃまあ、さくさく退室を
晴之: 「それでは、“終の風”、“災厄の星”の両名、これより任務にかかります。」言って退出。
GM: では、部屋を出たところで、支部に連絡が入りました。
GM: 『水島 邦彦なる人物を保護した』と。
: 「よし、任務完了だな」所在確認して資料室で昼寝するかーとでもいいながら会いに行こうか、以上(何





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