□MiddlePhase / OnStage
◇Middle-1 / 砂牢の風  ScenePlayer/トゥリース=リグル (指示後全員)
GM: 登場を。
トゥリース: #1d10+40 侵蝕
dice - トゥリース: 1d10=(7)=7+40=47
トゥリース: 47%

GM: 自分はもう一人の自分を見ていた
GM: 幼くして両親を亡くし 途方に暮れて空ばかり見上げていた 幼い自分を
GM: 夢の中で見ていた。

GM: だからこれは夢であると認識している。
GM: 泣いてばかりの自分が ふと空を見上げると
GM: 自分の頭にぽんと優しく手が乗せられた

GM: それから少し時間が過ぎる
GM: 呼吸するように、”鴉”の使い方を教え 世界の事を教え
GM: 気がつけば風のように姿を消した其の男は

GM: 夢の中でも 最後に覚えている姿でも

GM: 内なる痛みを堪えるかのように笑みを見せず
GM: 去っていった
GM: 夢の中では青い炎が足元から吹き上がり男を掻き消した。

GM: だからこれは夢だ 


トゥリース: 「……これ、は…」
GM: ガタン。大きな石でも躓いたのだろう。車体が揺れる。
GM: 現状把握。今は戦艦のブリーフィングルームの中。
GM: 仕事の再確認という事で。今回の面子の顔合わせを兼ねてここに集合の筈だが。
GM: 早目に来て座って景色を見ている内に。まどろんでいたらしい。
トゥリース: 「………そうか…わたし、夢を見ていたんですね…」と意識を覚醒させる。
GM: または。チームを組んで仕事をする事が久方ぶりの為に。緊張している、とも言えるが。
GM: それにしても誰も来ない。
GM: 皆表登場ドウゾ。
トゥリース: 「……はぁ…」と、息を吐いて外の景色に視線を。
ラシード: #1d10+45
dice - ラシード: 1d10=(1)=1+45=46
イズミ: #1d10+40 よいしょー
dice - イズミ: 1d10=(10)=10+40=50
イズミ: フハハハハ!
ルィン: #1d10+38
dice - ルィン: 1d10=(9)=9+38=47
ラシード: 「道具の整備に熱心なのはいいが、ブリーフィング時間になっても弄っているバカが何処にいる」
ラシード: 右手で眉間を揉み。入室。
イズミ: 「ううん、どうにもアイドリング状態が安定しないもので。」
イズミ: 「いじってて余計に熱溜まっちゃったし、いやホント面目ないです、はい」
イズミ: 余計にヨゴレが増えたツナギ+白衣。
トゥリース: 「あ……」知らない人が入ってきたのでびくりと身を震わせる。
イズミ: 「…あ、これはどうも。今回お世話になるイズミです。短い間かもしれませんけど、よろしくお願いしますね?」快活に、挨拶。
イズミ: 握手を求めて右手を出してみる、が。>トゥリース
トゥリース: 「トゥリース・リグルです…」おずおずと手を出して、握手。
イズミ: 何が楽しいのか、ニコニコしながらしぇいくはんず、しぇいくはんず。
ラシード: 「ラシード・ハジだ。今回の取り纏めだ。あと一人は……」
ラシード: 横目で見つつ、野戦服の上着を椅子の背凭れにひっかけて、どかりと腰を下ろす。
ルィン: 扉の開ける音のみを響かせ、あとは無言で最後に入ってきた人影一つ。
ルィン: 「……遅れてすまない。」 それだけを告げれば、面子と適当に離れすぎず、近すぎずの席に勝手に座る。
イズミ: 「ほら、ルィンさん、挨拶挨拶」さあさあ、と促している。
ルィン: 「…………。」 頬掻き。
トゥリース: 「………」また知らない人が…と思いつつ隅の席で肩を小さくしている。
ルィン: 「ルィン=テネヴィリス。 イズミ・タカハラと共に出向いてきた者だ。」
ラシード: 「ルィン。なるほど、キャプテンの話にたがわず、"若手"ばかりか。……トゥリース。いいから来い。話が通らん」手まねき。
トゥリース: 「あ、はい……」ちょこちょことまねかれた方へ移動。
ルィン: 「戦場に立つ以上、年齢などは関係無いと聞いたがね。」 問題あるのか?と言う感じに見てみる。
イズミ: 「うん、まあ…よく言われます。もう慣れましたけど」あはは、とバツが悪そうに笑いつつ。着席。
ラシード: 軽く顔をしかめる。戦場に不釣り合いなほどの、少年少女たちがいる部隊。思い出すものはある。
ラシード: 「問題はないさ。実働担当は、これで全員だ。発起人は、はるか上。責任者はキャプテン。作戦目標は把握しているか?」
ラシード: 卓上に、三本角のARCの写真の挟まったクリップボード。
ラシード: スペックノートらしいものが挟まっているが、殆どがunknownで埋まっている。
GM: 金髪をかきながら艦長のマギ・コールレインが入ってくる。長身の女性。上着を肩にかけて着崩している。
GM/マギ: 「そろってんな。ご苦労」主にラシードに。
ラシード: 「いいや。……手短に済ませてくれ。キャプテン」
イズミ: 「はい、お願いします」姿勢を正して、拝聴。
ルィン: 視線だけを動かし、無言で腕を組みつつ言葉を待つ。
トゥリース: 「よ、よろしくお願いします…」
GM/マギ: 「今回の目標は三本角のARCと其の一味の撃退だ。迎撃場所はアルフェインより半日ほど。街に入らないように迎え撃つ」
GM: クリップボードに二枚ほど写真と図を足して。
GM/マギ: 「敵機は目視されている限りで3機。一機が先ほどの三本角。」
GM/マギ: 「後はカラーリングは青だろうが市販のマイン(所謂汎用機)だろうな」
ラシード: 「"青い"ARC……か。目立つ色だ。馬鹿か、自信家なのか、頭がイカれているか」
GM/マギ: 「相手の目標はアルフェインに侵入し、再度の研究所破壊、だと考えられている。」
GM/マギ: 「クロドヴァ本軍はリエラ鉱山の化物に手を裂かれて動けない」
トゥリース: 「………」熱心に説明を聞いている。
GM/マギ: 「後、本隊はルカーンの牽制だな。比較的に自由に動ける事から我々の艦が急行する事になった。状況はこんな所」
ラシード: 「札付きと曰くつきをかき集めた独立愚連隊。というには人数が少ないが、ようは手段を選べる相手ではない。」
ラシード: 「そう判断されたわけだ」火をつけていない煙草を左手で弄ぶ。
GM/マギ: 「青、というのは…まぁ20年前からいる”ペイルライダーズ”のイメージカラーでな。先ほどの答えで言うと両方だ」
GM/マギ: 「まー。札付きも独立愚連隊も否定しねぇよ。その辺はな」
GM: マギは一息ついて。
GM/マギ: 「このARCに関しては既存のARCとは規格が違う事がわかっている。カスタムにしても源流がない。」
GM/マギ: 「あくまで見解としては企業の刺客ではない、としている」
イズミ: 「あはは…相手も大概ですけど、僕らもキワモノ揃いですもんねー…」格納庫でチラっとみたアレとかアレとかアレとか。
GM/マギ: 「各務辺りがリエラ鉱山押さえる為に突入してきた、とも考えてたんだがな。軍人様は」
GM: シケモク口元でぴこぴこさせつつ。
GM/マギ: 「まぁ、何もわかってない、というのも現状ではあるんだが。」
GM/マギ: 「わかっている範囲で答えるものは答えるし、調達できるものは探しておくが」
トゥリース: 「……わたし達は…与えられた事をやるだけです…」と、小さな声で。
GM/マギ: 「あんたらしか、対処できる奴らいねぇしな」
GM: イズミはハンガーの半分が空いてたのを知っています。一小隊いません。
ルィン: 「……難儀なもんだな、全く本当に。」 たった4人とか。 口角を軽くつり上げながらも。
イズミ: 突貫すぎる(笑)
ラシード: 「ありがたい話だ。身に余る光栄。」
ラシード: 「……とはいっても、柔軟な対応を棄てたような人材ばかりだからな。相手の出方、判っていれば覚悟もできるか」
イズミ: 「前金受け取っちゃいましたしねー…。基地のみんな、もう建築資材の発注始めてましたし…」
イズミ: ちょっとだけ、溜息めいたものを吐いて。
GM/マギ: 「まぁ、なんだ。パーツの部品の予備あるから生きてれば修理はしてやるが。格安で」ルィンのほう見てげふんげふん(何
トゥリース: 「……大変そうですね…いろいろと…」
ルィン: 「その約束、忘れないで貰いたいものだな。」 肩竦め。 と言うかこっち見るなよ(何
GM/マギ: 「約束というか全損機二番煎じ…」げふんげふん(何)
イズミ: 「うん、それじゃまあ…出来る準備は、やっちゃいましょうか」
ルィン: あーあ・・・(何
イズミ: ヘンな空気になりかけたのを察してみたよ!(何)
トゥリース: 「そ、そうですね…」
GM: ありがとう(何)
ルィン: 空気読めるイズミ君おっとなー(何
ラシード: 「……どこから調達する気だ。まあいい、推進剤と、弾丸(たま)の補給だな。といっても……弾薬の要るのは一人だけか」
ルィン: 「まぁ、良い。 作戦開始は何時になる?」
GM/マギ: 「次の日の朝方4:00だな。一日とは言わないが。それぐらいの時間はある」
トゥリース: 「わたしは…弾薬がないと何も出来ないので…」おずおずと言う。
GM/マギ: 「アルフェインから押収する。まだ街の機能はあるからな。バギーバイクでさっといかせる。弾薬と推進だな」
ルィン: 「了承。 ……グリーフィングは以上で終わりか?」
ルィン: がたりと立ち上がりつつ。
イズミ: 「…あ、そうか。街はまだなんとか生きてて……うん、それなら…」何やらぶつくさと。
GM/マギ: 「以上だ。諸君の健闘を期待する」
ラシード: 「了解。……解散」
GM: うわー、かったりー的な口調で言ってのける。
ラシード: 「……ああ。餓鬼ども。お前ら、腹に物は入れておけよ。まさかとは思うが」
ルィン: そうか、と告げれば。 そのまま扉へと。
イズミ: 「あ、それについてはご心配なく。…ラシードさんも食べます?」古きよき○ロリー○イ○(チョコ味)取り出しつつ。
トゥリース: 「……了解しました…」
ルィン: 「心配しなくとも、それくらいの自己管理は出来るさ。」
ルィン: ひらりと手を振れば、話はそれで終わりとでも言うように。部屋から去っていく。
ラシード: 「……晩飯時には食堂に出頭しろ、学者小僧」>イズミ
イズミ: 「……野菜苦手なんですよねー」猛烈に視線逸らしつつ!
イズミ: まー何やら頭の中でちょっと企みつつ、特に何もイベントなけりゃあウチは以上です(何)
ラシード: 以上です。問題なく。
トゥリース: 「わたしも、相棒の整備に行ってきますね…」と退出します。
トゥリース: 以上で〜


GM: りょうしがかるか おおかみがかるか
GM: おおかみはじぶんがただしいということをしめさなければならない
GM: りょうしはいきるためにじぶんのいのちをしめさなければならない
GM: あいてのいのちをうばうもの  いずれのぶきもみちばたにおちているものではないのだ
GM: それゆえに『磨ぐ』
GM: 気の遠くなるような時間を経て。
GM: 火種は緩やかに燃え上がる。



◇Middle-2 / 砂塵の城  ScenePlayer/イズミ・タカハラ (登場:可能)
イズミ: #1d10+50
dice - イズミ: 1d10=(7)=7+50=57

GM: 戦艦をアルフェインに寄港し。接触までの暫し、各自それぞれ思い思いの時間を過ごす事になった。
GM: そんな中、ARC技術の学び家として高名だったアルフェインの研究棟に好奇心からか君は足を運んでいる。
GM: 三ヶ月ほど前の事で。まだ復興にも到っておらず。傷跡は痛々しく。
GM: 踏み出した足元には炭化した人の痕すら見えた。
イズミ: 「……さて」そういった“ひとであったもの”や“人が居た痕跡”はなるべく見ないようにしつつ。
GM: そのまま視線をずらすと。不自然なほど綺麗なカタパルトハンガーが見えた。ゆっくりと地下に潜っている。
イズミ: 「あー……」しばし、思案。
イズミ: 「こういう所にはあまり入りたくないんですけど。…もうちょっと強引にルィンさんを誘えばよかったかなあ」
イズミ: まあ、今更ボヤいても仕方ないので。
イズミ: ペンライト付けてとりあえず中を照らしてみるお(何)
GM: じゃあ地下奥深くで
GM: 赤く目が光った。確かに(何
イズミ: 「…………」
イズミ: 「いや無理ですってばこれ!」(何)
GM: ARCが通るぐらいの、というかARC用のカタパルトデッキなんで。途中崩れていますが人なら楽々通れますね。
イズミ: 「うう、でも『何か使えそうなもの探してきます』って言い訳した手前、手ぶらで帰れはしないのですよ…!」
イズミ: んじゃまーほてほてと歩いていく。
GM: 案内板で言うと続く先は本来は機密区域ですやね。
イズミ: テンション上がってきた…!<機密
GM: では
GM: 妙にカツンカツーン、と靴音が反響する中。地下に地下に傾斜した坂道もといカタパルトデッキを降りていくと
GM: だだっ広い空間、というか地下ハンガーに出る。無論真っ暗なんで奥の方は見えない。
GM: 奥の方では赤い瞳の光が見えたり見えなかったり。
イズミ: 「気のせい気のせい気のせい」自己暗示。(何)
イズミ: 「……ともあれ。流石にコレじゃあ期待出来ませんかねー…。パーツだけでも残ってないかって思ったんですけ、ど」
イズミ: ごーそごそ。
GM: ”ナハティガルト”とは似ている規格の市場品とは異なるパーツが見つかる。ブースターとか。埃被ってるよ。
イズミ: まー持ち帰れそうなモンはリヤカーに放り込みつつ、このまま何もなけりゃあ普通に探索して出ていきますが。(何)
GM: ハンガーは3台分あるんだが、一つが組み立て途中で放置されている。二つは無いよ。
GM: 後、端末は生きてる。
イズミ: わーい。
イズミ: 「…直前まで何かやってたんですかね。それか、ここがあったから…とか。…考え過ぎか」
イズミ: 自前の携帯端末繋いでアレこれ探してみますお。
GM: うん。意外と画期的な話なんだが。
GM: ここアルフェイン研究施設では『ARCそのもの』の試作機7台を建造していた。それこそ20年前から。
イズミ: 画期的っつーかえらい核心じゃねえっすか(何)
GM: 記録にはその内の三台を保有していたとはなってるが、今はありません。イズミ的サーチでは。
ラシード: ……俺、昔来た経験あったりしませんか。あるようなら出るかもな(何)<試作機七台
GM: んーと。言うのもなんだが。ラシードの乗機はその試作機の危険部位を摘出した機体なんよ。
GM: 来た事はあってもおかしくない(何)
イズミ: エンジンとフレームと装甲と武装とブースターですね、わかります(何)<危険部位
GM: まぁ。都市が保有していた機体は『リンドブルム/アーリーバード/ティルウィング』です。
GM: 仮称だけれどね。
ラシード: ああ、そういう……いや、そちらの流れだったら自重しときます(何)
イズミ: んじゃまあ、写せるデータは携帯端末にコピーして。
イズミ: 「…ううん。モノはそんなに無かったけど、重要なコトが知れたようなそうでないような」びみょー。
GM: データは写していくなかで。プロテクトがかかったままコピーされていくブロックファイルはありますよ(何
イズミ: zipか(何)
GM: xyzファイルかもしれんがな(何)
ルィン: rarじゃないの(何
イズミ: 「…うん、まあ。解らないことは後回しにしましょうか」コレでいいのか学者の卵(何)
GM: まぁ。圧縮ファイルです。とかく開けたらでかそうなファイルです(何
イズミ: 艦に持ち込んだPCだったらWinRARとかあるんですけどねー(何)
イズミ: 「さって。…一応もう少し見てみますか、っと」
GM: まぁ。総合して、の話なんだけれど。
GM: 当たり前の話だが、ARC研究ってARCオリジナルの7機の模倣からスタートすると同時に、
GM: 研究所としてその元本(の更にデッドコピー)を保有しているケースが多い。
イズミ: 「ココがその手の研究をしてて、尚且つあの人が噛んでるかもしれないなら。」
イズミ: 「…こりゃあひょっとしてひょっとするかも、しれませんねー」
GM: 徹底的に研究所が襲撃されている、というのも。
GM: 其のオリジナルを破壊する事から生じる事もあるんじゃないかな、とぼんやり思った。
GM: ARCのパーツはそれこそ前に戻るほど貴重なんで。
イズミ: まあ可能性は可能性、として頭の片隅へ。
イズミ: 微妙にwktkしつつ探索を続行するぜヒャホーイ。
GM: まぁ。圧縮ファイルにはオリジナル7機のオリジナル…“始源の万華鏡”の事が記載されてます。
GM: 半ば研究者の日記ですね。だからプロテクトがかかってる。
GM: 一応までに。
GM: で。
イズミ: うむ。
GM: 今更なんだけれど。
GM: ARCの動力ってレネゲイドクリスタルをコアにしたエンジンなんよ。
GM: それが無造作に放逐されている上に、外敵たる人間が今、いないんよ。
イズミ: まー光ってましたしね、目。(何)
GM: バキバキ食いに来るね。
GM: ──『ジャーム』が。
イズミ: んじゃリヤカー引っ張って必死に逃げ帰るお(何)
GM: おう。
GM: 運動で目標7な。
GM: 失敗したら悲鳴声は残してやる。
イズミ: #5r10
dice - イズミ: 5r10=(9,9,4,5,10)=Critical!!
dice - イズミ: 1r10=(6)=6+10=16
イズミ: 必死すぎる(何)
GM: じゃあ必死に逃げ切ったよ。というか振り切った(何
イズミ: 「リヤカーじゃなくて大八車だったら危なかったです…!」どういう違いがあるんだ、というツッコミは置いといて。
GM: 服の端を酸で焼かれつつ貴方は逃げ切りました。
GM: 星が眩しくなってます。


GM: 正しいという事は良い事とは限らない



◇Middle-3 / 砂嵐  ScenePlayer/ラシード・ハジ (登場:自由)
ラシード: #1d10+46
dice - ラシード: 1d10=(7)=7+46=53
トゥリース: #1d10+47 登場
dice - トゥリース: 1d10=(4)=4+47=51
GM: 嵐になりそうな緩やかな風。
GM: 船のデッキに二人。
ラシード: 「……ARC研究施設の連続襲撃。か。他人事でもないな」キャプテンの気配がないのをいいことに呟く。
ラシード: ちらりと視線。餓鬼さえいなければ一服つけるところだが
トゥリース: 「そう、なんですか……?」
GM: じりじりと風が強くなり船が動いているのがわかる。
GM: 流される事は無いが。
ラシード: 「…………」火を点けていない煙草を、義手の左手で弄ぶ。
ラシード: 「トゥリース・リグル。お前は、"それしかできない"から、傭兵を――ARC乗りをやっていると言っていたな」
トゥリース: 「はい、確かに言いました」
ラシード: 「イズミもルィンも、まあ、何かしら理由があってやっているんだろうさ。ここで、ARCに関わる理由がある」
トゥリース: 「はぁ……」生返事で頷く。
ラシード: 「……俺はな。ラシード・ハジという人間は、"大嫌いだから"やっている」
トゥリース: 「え・・・…“嫌い”…ですか?」
ラシード: 「そうさ。……最初の根を断てば、茂る草がみな絶える。そんな保障があるなら、案外、向こう側に立っていたかもしれん」
トゥリース: 「………む、向こう側…ですか…」
ラシード: 「……あの"青っ白い"ツラを見たら、話を聞く前に殴り倒していたかもしれんが」頬を歪める。
トゥリース: 「えっ……」思わず一歩後ずさる。
ラシード: 「……箱入りだな。トゥリース・リグル」
トゥリース: 「………否定は、しません。確かにそうでした」
ラシード: 「俺が、キャプテンに言っていたろ。兵士などやっている以上、政治屋の腹の中など気にしてもしようがないと」
トゥリース: 「………ええ…」こくりと頷く。
ラシード: 「あれは、半分本気だが、残りの半分は冗談……まあ、嘘だ。判るか?」
トゥリース: 「いえ……そうだったんですか?」
ラシード: 「命じられたら何でもやるのが下の仕事だ。……だがな。自分が何をやらされているか、把握しないのはただの莫迦と言う」
ラシード: 「あと二年もすれば、生き方を変えるのが難しくなる。……考えるタネは作っておけよ。」
ラシード: 「お前、金はあるんだろう。時間は知らんが」
トゥリース: 「……まぁ…お金はあります。時間は…わかりませんね。」
トゥリース: 「あと数十年生きるかもしれませんし、もしかしたらこの後の戦闘で死ぬかもしれませんし」
ラシード: 「そういう意味じゃない。」
ラシード: 「……いいか。戦争屋を特別だと思うな。どこにいたって、いつ死ぬかは判らん。人が死ぬのに弾は要らんだろ」
トゥリース: 「……確かに、そうですね」
ラシード: 「先があると仮定して、それで動くんだ。……どう死ぬか、いつ死ぬか、そんなことを考えるのは、歳を食ってからでいい」
ラシード: 「……柄にもないことをしゃべった気がするな。まあ、忘れたければ忘れていい」
トゥリース: 「…………いえ、しっかりと記憶させて貰います」
ラシード: 「……そうか」
ラシード: 不自然なくらいに若い部隊。思い出しているのだろう、あの頃を。今の自分の柄にもなく。
ルィン: #1d10+47
dice - ルィン: 1d10=(4)=4+47=51
ルィン: 「死ぬときは死ぬ、死なない時は死なない。 所詮はケセラセラ。 ……ただそれだけの事だろう。」
ルィン: 何時から聞いてたのか、仏頂面でがらりと入室ー。
トゥリース: 「……あ、聞いてたんですか…?」
ラシード: 「らしくもないな小僧。お前には逆様の説教でもくれてやろうと思っていたんだが」濃い顔で、にやりと笑う。
ルィン: 「……“少しでもメンバーの親睦を深めておけ”と小うるさい奴がハンガーにいたんでな。」
ルィン: 視線を合わす事無く、壁際にあった椅子にどっかりと座りつつ。
ラシード: 「あの学者小僧は……」やれやれ。
イズミ: #1d10+57 呼びました?
dice - イズミ: 1d10=(8)=8+57=65
イズミ: 「…呼びました?」ひょっこり。白衣が焦げたり融けたりしている。
ルィン: 「――オレは呼んだ記憶は無い。」 視線向ける事無くぷいすしつつ。
トゥリース: 「…………何があったんですか…?」焦げたり解けたりしているのを見て一言。
ラシード: 「……最終ブリーフィングだ。出頭しろお前ら」ケバブサンド食えよ(何)
ラシード: 「で。イズミ。収穫はあったか?」
イズミ: 「いやあ、街に色々漁りに行ってたら危うく死にかけちゃいまして。面白いモノが手に入ったからいいんですけども、まあ」
イズミ: 携帯端末を手近なモニタに繋ぎつつ。
イズミ: 「こっちが手に入れてきたパーツの一覧です。使えそうなのがあったら調整しますんで言ってくださいね。それと…」
イズミ: 手に入れたブツとかデータの説明を。妙な圧縮ファイルとか、見たモノとかも。
ルィン: 解凍しようぜ!(何
ラシード: 解凍しろよ!(何)
イズミ: 解凍できますかGM!(何)
トゥリース: You解凍しちゃいなよ!(何
GM: 出来ますが。やりますか(何
イズミ: やろうやろう。(何)
GM: では。ゆっくりと作業開始。
イズミ: ガガガガガ(何)
GM: ──ピピピッ──

イズミ: 「…ううん。このインジケーターがちょっとずつ進んでいく感じが、なんとも」
GM: ──ピピッ──ピッ──
GM: ───ビュンッ──
GM: 隠匿データ種別:映像データ 製作者:レイス=サン=ホープ
GM: [>OPEN]?
イズミ: Yes...Yes...Yes...
GM: ではカタン、とエンターキーを一押しすると。
GM: モニタには顎鬚を生やした40歳半ばの男が映る。
GM: その男がゆっくりと語り始める。

GM: 「……私の映像は残っているか?
GM: これが見えているということはまだ“夜”へは至っていないということだろう。
GM: しかし……正直、複雑な心境だよ。
GM: この映像を再生できたということは、カレイドスコープの“継承”が行われてしまっている……
GM: すなわち“夜”へと至ろうとしているのだから」
GM: 「よくわからない……という意見が大半であろう。
GM: 一つずつ説明する」
GM: 「世界規模で一つの作戦が行われた。
GM: “鎖の夜”作戦。
GM: 全世界に生息するオーヴァード、及びジャームを世界に設定された数拠点に押し込み、
GM: 非オーヴァードによる統制の為、囲い込みを行い、一定人数まで削減する計画。
GM: ここクロドヴァも同じく拠点のひとつとなった。
GM: ……あぁ、オーヴァードとジャームという言葉についても説明せねばな。
GM: この世界にはレネゲイドウイルスというレトロウイルスが存在している。
GM: 感染者の遺伝子を書き換え、超常的な力を発揮させるが同時に理性を失い化け物としてしまうウイルスだ。
GM: それに感染した者をオーヴァード、及びジャームと呼ぶ。
GM: 我々非オーヴァードはその化け物を統制するため、上記のような作戦を決行したのだ。
GM: クロドヴァでの作戦は順調に進み、オーヴァードの数も一定人数まで削減し、統率することが可能になった。
GM: そして……我々は次の計画に移った。
GM: レネゲイドウイルスは多数が群れを成しクリスタルとなる性質があり、
GM: また生命だけでなく器物にも感染、変異させる特性がある。
GM: そこで囲い込みを行ったクロドヴァを外界より閉鎖し、レネゲイドクリスタルを使用した、
GM: “非オーヴァードがレネゲイドウイルスをオーヴァードにならずして制御できる次世代兵器”の開発を始めた」
GM: 「それがARCだ」
GM: そして……完成した。
GM: カレイドスコープシステム、通称“始源の万華鏡”
GM: レネゲイドクリスタルをさらに調整しパイロットと共鳴することで、
GM: 非オーヴァードでもレネゲイドそのものを操作することが出来るシステム、及びその能力を戦闘力に収束するための兵器。

GM: 「前置きが長くなったが」、と少し音声が変わる。ここから撮った時間が違うのだろう。

GM: 「試作機が完成し、初めての本格起動を行うことになった。結論から言うと結果は……失敗」
GM: 「暴走し、リエラ鉱山含め南の大半を焦土に変えた」
GM: 「また寸手のところでクロドヴァ外の“管理者たち”が数々の攻撃を加え、一時的に押さえ込むことは出来た」

GM: 「だから。それを”七つ”に分けた」

GM: 「コアを分割し。進行させていた試作機の中に、そして地中に埋め、目につかないように隠した」
GM: 「再びこれらが”一つ”にならないことを願って……」

GM: 「だからこれは警告のために」
GM: 「“第二夜”発動を防ぐために。
GM: まだ間に合うのならば、今すぐ“継承”をやめて欲しい。」
GM: 「万が一再び解放、そして“始源の万華鏡”が一つになった場合は超広域殲滅用非核搭載爆弾を使用し、
GM: クロドヴァという国ごと“始源の万華鏡”を消滅させる……“第二夜”を発動すると”管理者”は告げた」
GM: 「だから……カレイドスコープを破壊してくれ」

GM: ───ビュンッ──

GM: 以上です。
GM: 長々と長い告白文でした。
イズミ: 「…地雷、踏んじゃいましたかね?」
GM: 個人的には超地雷(何)
トゥリース: 「そう、みたいですね……」
ラシード: 「…………」
ルィン: 腕組んで画面から目離し。
ラシード: 「……表には出せんデータだな。迂闊に口に出せば消される類の」
ルィン: 「ならば口に出さねば問題あるまい。」
ルィン: 「せめてイヤホンなりヘッドホンなりを使わずに聞いたのは、流石に不味そうな雰囲気だがな。」
ルィン: 肩竦めつつー。
トゥリース: 「どうするんですか…なんかとても大きな話に…」
ラシード: 「最初のARC。……"ここ"に辿り着いたのも何かの縁か……」少し遠い目。
ラシード: 「なっていない。冷静になれ、トゥリース・リグル。」
ラシード: 「今の状況は変わっていない。事後の身辺に気をつける必要はあるだろうが」
GM: まぁ。二つ名持ってる旗持ちはわかってるけれど。
GM: 基本的にARCカレイドスコープは規格外のARCとしてしか認識されていません。
イズミ: 「うーん…。蓋を開けた僕が言うのもアレですけど、深く考えるのは後にしましょう。まずはお仕事を片付けて」
イズミ: ぴ、と指を立てて
ラシード: 「我隊は"ペイルライダーズ"を撃破する。相手の中に特別製がいようが、それはハナから契約の範囲内だ。違うか?」
GM: だから普通に埋まってたら発掘します。
トゥリース: 「………そ、そうでしたね…今は“ロクモンテン”が最優先ですよね…すいません…」申し訳なさそうに。
イズミ: 「でまあ、その後アレを―例えパーツだけ、データだけでも―サルベージするかは、別に考えればいいんです」
イズミ: ぱたん、と端末を閉じる。
ラシード: 「……その情報、俺が買い取ろう。懐に余裕があったらだが。戻ってから商談を持つ気はあるか、イズミ・タカハラ?」
ルィン: 既に興味無さそうに外の風景をぼんやりと。
イズミ: 「勿論大歓迎です。あ、でも僕の手元にコピーは残したいんで…その分は割引させてもらうってことで、どうでしょ?」
ラシード: 「ああ、構わん。折り合いはゆっくりとつけるとしようか。……さて、あとは補給だな。物資のほうは?」
イズミ: とまあ、目の前の戦闘なんて考えていないかのように商談をしつつ、も。
イズミ: 「はい、そちらの方は抜かりなく。リペアキットは人数分調達出来ましたし…」バインダーに挟んだ資料捲りつつ。
イズミ: 「それとですね、事後承諾になりますけど…トゥリースさんの機体にちょっとだけ追加を」
トゥリース: 「……はい?」思わぬ報告に間抜けな声が漏れる。
ラシード: 「……何をやらかした学者小僧?」
イズミ: 「1世代前のですけれどね。吸い出したデータの中に、そのまま移殖できそうなのがあったから、折角なんで」
イズミ: プリントアウトした資料を、机の上へ。
イズミ: 小隊規模での運用を前提とした、旧式の指揮管制システム。
トゥリース: 「一体何を……?」資料を見る。
イズミ: 「ルィンさんと僕の機体はブラックボックスだらけで余裕が無い」
イズミ: 「ラシードさんの機体は…まあその、単体での運用が基本になってます」
ルィン: 黒箱多くて何が悪い的に何となくぷいすしてみる(何
トゥリース: 「……はぁ」成る程、と言った感じに頷く。
イズミ: 「その点、トゥリースさんの機体は武器の都合もあって、元々索敵・通信機能が標準以上ですし。」
イズミ: 「…悪い機能じゃあ、ないと思うんですけれども」
ラシード: 「妥当だな。戦術理論は出来がいいだろう。憶測だが」
トゥリース: 「確かにそうですが…了解です。構いませんよ」
イズミ: 「意外と、トゥリースさんってこういうコトに向いてる気がする、っていうのもありますしね。」
イズミ: 「…あ、これは100%僕の勝手な考えですけれど」と、余計な一言を付け加えつつ。
トゥリース: 「………うーん…どうでしょうね…精一杯努力します」
イズミ: んじゃまあ
イズミ: 俺はへらへら笑いながらハンガーに戻るお(何)
ルィン: 話が終わった様子なら、オレもこれ以上は用も無いとばかりに引っ込んどく(何
ラシード: 「まずはここから、だな。……ルィン。周波帯は合わせておけよ」おせっかいなおっさん(何)
ルィン: 「……余程信用が無いらしい、か。」 肩竦めて見せる。
トゥリース: 「じゃ、じゃあ…その搭載された管制システムでもチェックしてきますね…」と、自分もその場を離れる。
ラシード: 「いいや。トシを食うと小うるさくなるのさ。あと少しの辛抱だ、我慢してくれ」<信用云々
ラシード: 一瞬だけ無人のデッキを振りかえり、こちらも退出。
ルィン: 「そうかい。」
ルィン: 一言だけ告げて、さっさと戻っていった。


GM: なさなければならないことも
GM: どうしようもないことも
GM: ──変わりはしない






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