□EndingPhase / OnStage

◇Ending-1
ScenePlayer/All


GM: 輔の結婚式の一件は
GM: 関係者の殆どの記憶から花嫁が急病で取りやめになったとの記憶に差し替えられた
GM: そして正式に婚約は破棄され、今
GM: 皆は幸恵と隆の結婚式に招待されてきていた
GM: 目の前には緊張でガチガチの隆青年
GM: 花嫁はまだ準備中の様子
: 控え室のドアをノック。「……幸恵さん、準備はいかがですか?」
GM: おやそっちですか、では
: ちょっとだけ、言葉かけたかったので。
GM: ややあって係の人が部屋に通してくれます
GM: 幸恵はいつか見た純白のドレスに身を包んでおり
GM: 少しだけしおらしく見えます
: 「こんにちは。……今度こそ、本当に晴れの舞台ですね。おめでとうございます」
GM/幸恵: 「旦那様には迷惑かけちゃったね」
: 一目、その姿を見て。
: 「幸恵さん」
GM/幸恵: 「な〜に?やっぱり結婚したくなっちゃった?」
GM: にこりと微笑む幸恵は当時の有希にそっくりで
: 「私はもう、貴方の旦那様じゃありません。貴方の旦那様は、この先に会う方でしょう?」苦笑を漏らし。
: 「改めて。──私は、貴方がたの友人の、六会 輔として……」
: 「貴方がたを祝福させていただきます。──おめでとうございます」
GM/幸恵: 「つれないな〜、ここはお世辞でもそうだねって言う所じゃな〜い?」
: 「……私には、きちんと相手が居ますから」流石に苦笑を深くして。
GM/幸恵: 「ありがと…貴方方も幸せにね…………貴方達の結婚式に私はいけないかもしれないけれど」
GM/幸恵: 「心の底から祝福する」
: 「……その言葉は」
: 「私たちのそれのときに。……どうか、それを諦めず、生きてください。それこそが……」
: 「未来を待つことが、何よりも、生命を伸ばす力となるのですから。決して諦めないで」
GM: 幸恵はしばらく沈黙するが、やがて微笑み
GM/幸恵: 「わかった…貴方達の結婚式には友人代表で無い事無い事言ってあげる」
GM: と告げた
: 「……楽しみにしてますよ。……先に式場で待ってます。それでは、後程」
GM/幸恵: 「あ、ねぇ」
GM: 出て行く輔を呼び止め
: 苦笑と、嬉しさからの笑みと。それを浮かべ、一礼して退出しようとしたところに声。
: 「はい?」
GM/幸恵: 「今日の私、綺麗ですか?」
: 「……」
: 言葉に、一瞬沈黙。しかし。
: 「このときこの世界で何よりも、一番綺麗です。貴女がね」
: はっきりと、躊躇うことなく告げて。
GM/幸恵: 「ありがと」
: そのまま部屋を出た。
GM/幸恵: 「良かった…一世一代の晴れ舞台だもんね…じゃ、私は私の旦那様の為にもっと綺麗にならないとね」
GM: 部屋を出る後ろ姿に声を掛け

GM: 一方その頃、新郎側
SubM/隆: 「──はうあああああああああああああ……」
SubM: タキシードに身を包んだ新郎が、落ち着き無く控え室の中をうろうろと歩き回っていた。
: 「あ゛〜、つ〜か、置物じゃねえんだからもちっと肩の力抜いたらどうだ?」紋付袴で、煙管を咥えぴこぴこさせつつ(何
SubM/隆: 「だだだだ、だって初めてなんですよ!?」
: 「いや、何度もあるほうが……普通は問題では?」
: 思わず苦笑を返しつつ。
: 「ま〜、一度っきりってのが普通だしな〜」<結婚式
亮太: 「取り敢えず、ここで俺がコイツを殴っても誰も責めないと思うんだ」爽やかな笑みで。
: 「まあ、それは、式の後にしとけ。」(何)<亮太
利明: 「ていうか、そんなんじゃー幸恵さんも心配しますよ余計に」(何
SubM/隆: 「もう嬉しさと喜びと緊張が混ざりすぎて何がなんだか……」
SubM/隆: 「うわあっ、そんなこと言わないでくださいよ〜」縋り付くような勢いだ。
亮太: 「…しっかし、何だっていきなり結婚にまでなってるんだお前。」
亮太: 「この間はいきなり逃げ出してたくせに…」(何
SubM/隆: 「いえもう、僕も何がなんだか…でも嬉しいです!」
: 「ともかく、落ち着いて下さい。」 あーあ、と思いながらも水を差し出して。
SubM/隆: 「ありがとうございます皆さん」固く握手をして回る。手始めに冴先生から(何)
: 「あ、いえいえ。」 反射的に握り返した(何
SubM/隆: 「僕にハッパをかけてくださってありがとうございます!」続いて亮太にターゲットロックオン(何)
SubM: 差し出された水をぐいっと飲み干して。
亮太: 「……ここまで前向きになりすぎると、これはこれで何か腹立つよな…」力入れちゃえ。握手。(何)
SubM/隆: 「あだだだだだだ。痛いですよ〜そんなに祝福してくれなくても」照れながら(何)
: 「あ゛〜(煙管ぴこぴこさせつつ)・・・まあ、今更言う事でもねえんだが・・・・・」>隆
: 「経緯はどうあれ、あんたは、あのお嬢ちゃんの旦那になるんだ・・・・・」
: 「今まで通り、おたおたしてたらあのお嬢ちゃんを守ってやれねえぞ?だからもちっとしゃんとしとけ。」
SubM/隆: 「その通りですね。ありがとうございます!」やっぱりすすむんにも握手をし、手ぇぶんぶん。
: 「あ〜あ、わかりゃ良いんだが・・・・・(大丈夫かね〜?)」ぶんぶんされつつ(何
: 「まったくです。 これからは何時ぞやの時みたいに、彼女が保護者と言われないようにしませんと。」
: 思い出し笑いをしつつも。
利明: 「幸せになってくださいね?……ていうか、ここまで来たら幸せにならないと承知しないですよ?」笑いながらこちらからも手を差し出す。
SubM/隆: 「いやあ、あははは…」頭を掻いて、そしてとっしーから差し出された手を両手でぎゅっと握る握手。
利明: 「改めて、おめでとうございます」もう一度笑う。
GM: そうこうしていると
SubM/新郎の母: 「隆ちゃん〜? そろそろお時間よ?」ノックと共に、扉の向こうからの声。
GM: 係の人間が友人や親族を先に式場へ通す
: 「ま、大丈夫かね。」
: 「ええ。 彼の、彼女を思う心は本当に強い様子ですから。きっと大丈夫ですよ。」
亮太: 「……あー、もういいから。さっさと行って来いよ」しっしって感じで背中を押す。(何)
SubM/隆: 「あ、はい。すみません。じゃあ先に行ってきますね」
SubM: 背中を押されて部屋の外へと。
: 「お〜、又後でな〜」
: 「後ほど、会場にて。」 ひらひらと手振り。
利明: 「……ま、どーにかなるでしょ。あのお二方なら。」部屋の外へ出るのを見送りながら、多少砕けた口調で(何
SubM: 隆は後ろを振り返りながらぺこぺこと頭を下げ──振り向きざまに
SubM/隆: 「あたっ!」
SubM: 扉にぶつかってしゃがみこんだのはご愛敬ということで(何)
: 「…………あのちょっとした不幸さは、少し治り難いかもしれませんけども。」 暖かい目で見た(何
利明: 「……進さん」
: 「(ま・・・これで良かったんだろうな、少なくとも・・・・今回は守れたみてえだ・・・・)」
: こけたのに苦笑しつつ、ふうっと肩の荷が降りた感じで息をつきつつその姿を見送る
: 「あ゛〜?」
利明: 「……前言撤回していいですか」苦笑いしながら(何
: 「ま・・・バランスが取れたいい夫婦になるんじゃねえか?」にっと笑いつつ
利明: 「……そうっすね」同じく笑う。
亮太: 「やっぱり、アイツはいつまで経っても披保護者だと思うんだ」なまぬっるい目で。

GM: 式の最中もやはり愛嬌をふりまきつつ
GM: それでも式は一通り順調に終了し
GM: お待ちかねのブーケトスの時間(何
GM: 女性陣がかかりの人間によって並べられる
GM: 当然有希もその中に並べられる
: ふ・・・何の為に紋付袴を着てきたか・・・(何
: 何する気ですか(何)
: 「(もそもそ)」袖を漁って、こっそりパチンコを取り出し、狙撃地点へ(何
GM: ブーケは高く放物線を描く
: 「(風よし、距離良し・・・・角度修正、右0.1度、上0.3度・・・・よし!!)」
: 有希さんの所に落ちるように、ぱしゅんと(何
GM: ブーケは有希の手の中に
GM: 幸恵はそれを見てぐっと親指を立てる
: 「っしゃ!」小声で言ってガッツポーズ(何
GM: 有希は恥ずかしそうに微笑んだ後
GM: 輔に向ってそのブーケを掲げて見せた



◇Ending-2
ScenePlayer/P.P.P."六会 輔


GM: 結婚式の帰り道
GM: 輔は有希と二人並んで帰っている
GM: 有希は大事そうにブーケを抱えながらご機嫌だ
: ……さて。先ほど同僚は“あの場面”で何をやったのか。それを訝りつつも。
: その様子に、内心苦笑しつつ、今回は不問にする気分で。
GM/有希: 「幸恵ちゃん幸せそうでしたね」
GM: 唐突に話しかけてくる
GM: 自分の表情こそ幸せそうだと言う事に気付きもせず
: 「そうですね」
: 「今日のあのお二人の様子が……本当に正しい彼女の幸せだった。そう思ってます」
GM/有希: 「このまま…元気になってくれれば、言う事無いんですけど」
GM: 少し寂しそうに
: 「──それなんですが」
: 「幸恵さんは、私たちのそれに出席してくださると、約束してくださいました」何を、とは明確に言わず。
GM/有希: 「そうですか…」
: 「約束を破ったら、只では置かないと。……信じましょう。それを」
GM/有希: 「あ…幸恵ちゃんが少しでも元気なようにって、先に延ばす気じゃないですよね?」
: 「……はい?」
: 言葉に、一瞬面くらい。
: 「ちょ、そ、そういう意味では……っ!?」素直に慌てた。
GM/有希: 「冗談です、そんなに慌てないで下さい」
GM: そう言って笑い
GM/有希: 「私は“強い”のでしょう?そう言ったのは輔お兄さんですよ」
: 「は、はは……。まぁ、そうですね……」
: 苦笑いをしつつ。
: 「とりあえずですね……有希さん」
: 「この後、少々お時間いただけますか?」
GM/有希: 「?構いませんけど…どうしたんですか?」
: 「いえ。……少々会ってほしい方が居ますので。そろそろかな」時計を見て、次に道の先を見た。
GM/有希: 「会って欲しい?」
GM: 理解できずに疑問符を顔に浮かべつつ
SubM/?: 「どうも。待たせてしまったようだね」盲導犬を杖とし、ゆっくりと近づいてくる壮年の男性の姿。
: 「ええ。……ああ」道の先。此方に近づく姿を認め。
: 「呼び立ててしまって済まない。父さん」
GM/有希: 「あ、おじ様…ご無沙汰してます」
SubM/暁: 「六会輔の父です。お久しぶりです、お変わりありませんか?」
SubM/暁: 息子の声に笑顔を作り、そして有希さんを見てにっこりと笑って頭を下げる。
GM: と慌てて頭を下げる
: 数歩近づき、その手を取って先導しつつ。二人を見て。
: 「お互いに、こんなこと改めて。とは思ってはいるけど」
: 些か照れ混じりに。
: 「父さん。此方、篠田有希さん。──幼馴染ではない。私の、婚約者です。そして」
: 「有希さん。これが私の父の暁。……今後とも、よろしく頼みます」
GM/有希: 「改まるとなんか恥ずかしいですね」
: 同時に、改めて二人にお互いを紹介する。
GM: ちょっと照れたように言った後
GM/有希: 「篠田有希です。ふつつか者ですがどうか宜しくお願い致します」
GM: と深く頭を下げる
SubM: 父親は微笑んだまま、感慨深くその言葉を噛みしめて。
SubM/暁: 「此方こそ。息子を、どうぞ宜しく」言葉少なくも万感を込めて、深く頭を下げた。
GM/有希: 「そうだ、おじ様この後お時間ございますか?」
SubM/暁: 「勿論。楽しみにしていたからね」足下に控える犬に小さく合図をする。
GM/有希: 「良かった。久し振りですし私、夕飯作ります」
GM: そう言うと輔と暁の間に入り二人の腕をそれぞれの自分の腕でとる
SubM/暁: 「それは嬉しいな。邪魔にならない程度に、ご相伴にあやからせていただくよ」
: 「と……いいのですか、有希さん?」取られた腕に、引っ張られるようにバランスを崩すも。
GM/有希: 「輔お兄さんは嫌ですか?」
SubM: きゅぅん。犬は声を上げて。忠実に確実に、主人達の歩き出す方へと歩を進める。
: 「そんな訳無いじゃないですか……」
: いつもの、決まりきった答えを促す質問に、苦所を漏らしつつも。
GM/有希: 「なら良いですね」
SubM/暁: 「大丈夫だよ、輔」
SubM: そっと囁くように、息子の耳元へと口を近づけて。
: 「……何がだい?」
: 呼びかけられた。それに質問と、背の位置をかがめ。
SubM/暁: 「“空気を読んで”、頃合いを見て退散させてもらうつもりだよ」
SubM/暁: 年不相応にも見える悪戯っぽい笑みを浮かべて告げた。
GM: 有希は二人の会話など聞こえず幸せそうに両手に花で歩いて行く
: 「……そ、そういうことを懸念している訳では……!」流石に声が上ずりつつも。
SubM/暁: 「──ははは。では行こうか。楽しみだよ、とても」息子の背を軽く叩く。
: 「……全く」
: 「敵いませんよ。“僕の家族”には。誰にもね」
: 言って。ゆったりとした気分で二人を見た。
GM: 遠き約束と新たな幸せを胸にまた、日常を取り戻す
GM: どっとはらい


GM: 『A blood-stained bridal dress』閉幕






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