これは。得る為に喪失する事を望まれた“子”の為の儀式。 そして。“僕”がまだ“僕”と呼ばれる前の御伽噺。 ――さて。 “君”たちの目にはこの舞台。悲劇と喜劇のどちらに映る? 【PC1】ロイス:鈴(ヒロイン) 『所属不明の研究施設を発見した、至急調査を開始されたし。』 今日もまたUGNより下る命によって、とある洋館へとやってきた。 どうせ何時もと同じ任務だろうと高を括り、内部へと足を踏み入れて。 ――其処には。 何処か儚げな雰囲気を持つ少女が佇んでいた。 【PC2】ロイス:“朗誦者”(協力者) 気付けば一人、皆から逸れて森の奥までやってきてしまった。 突然の濃霧も相まり、さて如何しようと考えれば――ふと、“何か”に呼ばれた気がして。 知らず、其方へと歩みを進めれば。似つかわしくない洋館がやがてその姿を現して。惹かれる様に足を踏み入れて。 ――其処には。 まるで道化のような仮面を被った人影が佇んでいた。 【PC3】ロイス:浬(ライバル) 『これから告げる場所に向かい、とあるデータを持ち帰って欲しい。』 コレだけの話ならば、まだ単純なおつかいと言えるだろう。 問題なのはそこが『謎の研究所』らしいとか、しかも先方の了承を取っていないとかの辺りで。何これ産業スパイ? まぁ、上司命令だし仕方ないよねと言い聞かせるように其処へと向かい。内部へと足を踏み入れて。 ――其処には。 狂気と殺気を纏う少年が佇んでいた。 ――何処かより、小さな欠片達が零れ落ちた。 そこに視えるのはどんな世界? 拾い集めて、覗いてみようか。 “reminiscence”――欠片に刻まれた回顧録。 誰が刻んだ記憶達? |